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モーターショウ |
10月22日、東京モーターショウが開催されます。 今年のテーマは “Driving Tomorrow!” from Tokyo みんながココロに描いてる、くるまのすべてに新提案。”
だそうです。画面をクリックするとジャンプしますので、詳しくはそちらで。 さて、各メーカーの傾向を見てみると、 環境に配慮したエコカーが大きく取り上げているようです。 1997年にトヨタがハイブリットカー「プリウス」を発表してからすでに8年。 ハイブリットカーの売り上げは日本よりむしろアメリカでものすごい勢いで伸びているようです。 原油高でアメリカのガソリン価格は2倍になったのも ハイブリット車が売れる大きな原因でしょう。 また、日本でも環境意識の高まりから、 乗用ディーゼル車のシェアはたったの2%足らずだそうです。 今までハイブリット車にあまり興味を示していなかったヨーロッパも、 こうした市場動向を踏まえていよいよ本格的な開発がスタートしたようです。 フォルクスワーゲンとポルシェが手を組み、 BMWとGM、そしてダイムラークライスラーが手を組み それぞれハイブリット車を共同で開発していくそうです。 もはやディーゼル車は消えてしまいそうな勢いですが、 ヨーロッパでは乗用ディーゼル車のシェアは約50パーセントです。 燃費はガソリン車に比べ30%ほど良いし、 排気ガスも黒煙モウモウの一昔前とは比べ物にならないほどクリーナものになっています。 「環境問題」が大きくクローズアップされる昨今ですが、 日本の「バイブリット」至上主義には一考を要するのではと、私は思います。 ディーゼルエンジン=悪者という構図を作って 高価なハイブリット車をドンドン売りさばこうという、ひとつの戦略に過ぎません。 いろいろ話題となる排気ガスですが、排気ガスにもいろいろな種類があります。 CO2(二酸化炭素) CO(一酸化炭素) HC(炭化水素) NOx(窒素酸化物) PM(粒子物質や黒煙) このうち、ディーゼルエンジンが悪者にされてしまう大きな原因は PM(パティキゥレートスター)と呼ばれる粒子物質や黒煙、また、NOxです。 しかし、 温室効果ガスとして名高いCO2の発生率は、 燃料消費量の少ないディーゼルエンジンが圧倒的に少なく、 また、不完全燃焼によって多く発生するCOも、 空気が充分な状態で燃焼するディーゼルエンジンの方がずっと少ないのです。 (COの総排出量の90%は自動車といわれています) そして、PMの発生も規制前と比べて、黒煙が1/2減少し、PMも1/3減少しています。 課題のNOxもEGR(Exhaust Gas Recirulation)の開発でずいぶん少なくなったようです。 排気ガスだけではありません。 エンジンの耐久性、燃料の豊富さ、燃料自体の安全性(火事になりにくい)も ガソリン車と比べ圧倒的に有利です。 「環境」にやさしいのは「ハイブリット」だけではありません。 そもそも、3リッターや4リッターの巨大なエンジンを積んでいれば、 いくらハイブリットとはいえ、それだけ多くの排気ガスが出るのです。 「もっと小排気量車にハイブリットを積んで、1000cc以上はやめました!」 くらいの事を言ってほしいもんです。 「環境にやさしく、省資源のバイクにのろう!」 と営業チックにまとめて、今日はおしまい。 では! |
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