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2005/12/05 12月
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長期放置車 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今日は長期バイクをお乗りにならない方への日記です。 先日長期放置のバイクを2台引き上げてきました。 どちらも外傷はそれほどたいしたことはないのですが、 バイクに近づいただけで、ガソリンの腐った匂いがプンプンします。 長期放置車の修理の場合、 下記の整備が必ず必要になります。 1 キャブレターO/H 2 エンジンオイルの交換 3 クーラントの交換 4 ブレーキフルードの交換 不動車の場合引き上げ料金もありますので、 これだけでも、結構なお値段になってしまいます。 油脂類の交換はどうしようもないとしても、 キャブレターを腐らせない方法はあります。 「ガス抜き」です。 キャブレターの一番下側についているドレンを緩めて キャブレターの中にガソリンを残さないようにします。 (ガソリンコックをオフにするのもお忘れなく) (ドレンボルトに工具が入らん!と言う方は、コックをOFFにして、キャブの中のガソリンを使い切るようにエンストするまでエンジンをかけ続けてください。負圧コックの場合はコックの負圧ホース(細い方)を外して何かで栓をした後に同様にすればキャブの中のガソリンを使いきれます) 長期放置車のキャブレターはこんな感じに腐っています 緑色になっているところがガソリンが腐ったワニスです。 非常に小さな穴と通路からなるキャブレターは この緑色の物体によってふさがれてしまい、気化器としての 機能を果たさなくなってしまいます。 この緑色の物体(ワニス)の正体はガソリンです。 だいたい3ヶ月放置するとガソリンが腐ってきて調子が悪くなってきます。 キャブレターからガソリンを抜いておくことで、ある程度こういった状況を回避できます。 「キャブレターO/H」と「引き上げ」だけでもなくなれば、 修理代も安く済みますからね。 ま、一番いいのは 週に一回くらいはエンジンをかけてあげることですが、 お忙しい方は 是非「ガス抜き」作業だけでも済ませておいてください! これから寒くなるので(もうすっかい寒いですが・・・) バイクに乗らない方が増えますが、 「ガス抜き」だけは行なっておきましょう! PS ガソリン満タンにしておくと、タンク内のサビ発生を抑えられますので効果的です。キャブレターO/Hしても、サビが回ってきたら意味ないですからね。カバーかけておくのも忘れずに! っていうか、寒さにめげずにバイクに乗りましょう! キンキンに冷えた体で温泉に入ったときのあの感動はライダーのみぞ知る!です。 あー温泉行きたくなってきた! では! |
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