さてさて、第二回目の「交通安全と取り締まり」
若気の至りか血の気が多かったのか、はたまた狭義心なのか正義感なのか、勢いをつけて裁判に臨む決心は結構あっさり付きました。
と言うのも、
日本国憲法は、国民の基本的人権の一つとして、
裁判を受ける権利(32条)を保障していますし、
本来お金はかからないのを知っていたからです。
それに弁護士なんて要りません。自分で自分を弁護してみようっと。
裁判をしてやるだけやって有罪となったとしても罰金の額は「駐車違反」の反則金と基本的に同じはずです。
もし、こいつはグタグタうるさかったので罰金は多めに、なんてなったら
法治国家として最低の行為です。
罪刑法定主義が根本からくつがえされてしまいます。
ま、ともあれ、やるだけやって有罪なら仕方がない。
幸いなことに学生だった私は、金はなくとも暇だけは腐るほどありました。
学校の勉強もそこそこに、いろいろと調べました。
本なんか買わなくとも大学の図書館に何でもそろっています。
正直ガッコの勉強よりはるかに面白かったです。
学生の皆さん図書館の書籍は貸し出しタダだしドンドン使いましょ(^^)/
しかし、困ったことに私と同じように取締りに対して不満を言うなんていう前例は果たしてあるんだろうか・・・いくら調べてもなかんかな出てきません。レアケースなんでしょうねえ。
バイク大好きだった私は、当時「月間モーターサイクリスト」というバイク雑誌を読んでいて、その中の連載に交通違反や取締りに対するコーナーがあったのをふっと思い出しました。
雑誌をパラパラとめくって調べてみると確かにありました。
「今井亮一」さんという方がライターのようです。
私は早速編集者に「今井さんと連絡が取りたい」旨のお手紙を書いたんですね。
当時はメールなんてありませんでしたから、全部お手紙です。
今となっては風流な感じですね。
ポケベルが出始めたときでした。ははは、懐かしい。
そしたら、あるわあるわ、私と同じように「裁判したる!」という方々の前例が!
今井さんには当時大変お世話になりました。裁判のこと以外にも大変多くのことを学ばさせていただきました。ありがとうございました!!
さてさて、前例にしたがって!? いよいよ裁判の準備に取り掛かりました。
ところが、実際に裁判になると、99パーセント有罪確定だそうです。
ショック!!
1パーセントの確立に細腕いっっぽん、いっちょ運試しか!
さあ、どうする!?
明日に続く!!
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