昨日(土曜日)はとってもいい天気で
まさに「花見日和」でした。
バイクで走っていても寒くないし、
桜ヶ丘(ここ)と言うだけあって、あちこちに桜並木があります。
真っ青な青空に淡いピンクの桜が冴えます。
「ああ、日本人でよかったなあ」と思う瞬間です。
ほのぼのとした気候とは裏腹に、バイクマンは超多忙です。
バタバタの連続。
先月だけで43台の修理、8台の販売、4台の仕入れ。
おまけに、難物車が続けざまに入庫。
1台は前に日記にも書いたセロー。
もう一台はベクスター125。
前兆なく突然動かなくなったそうで、調べてみたところ、電装系のトラブルです。
全く火がとんでいません・・・・
原因はCDIのコンデンサーに電気を送るチャージコイル。
ちなみにCDIはコンデンサ・ディスチャージ・イグニッションの略です。
チャージコイルで発生した交流電圧がCDI内にあるダイオードで直流になった後、同じくCDI内にあるコンデンサ(バッテリーの働きをしています)に充電されます。
ついで、ピックアップコイルからの電圧が検知されると、サイリスタ(これもダイオードですね)が開いて、コンデンサーに充電されていた電気(200v〜300v)が急激にイグニッションコイルの1次コイルに流れ、2次コイルに高電圧(15000v〜20000v)が誘発されてプラグに火を飛ばします。
チャージコイルのコネクターを外し、テスターで抵抗値を図ります。
抵抗・・・・・ オープン!!
断線ですね。
ここで交流発電されていないので火が飛ばなくなったようです。
さて、チャージコイル。
これは、バッテリー充電用のコイル3個とピックアップコイルと全てセットで1個のパーツとなっております。つまり、全部まとめて交換となってしまいます。
合計4つあるコイルのうち、交換したいのはチャージコイルの一個だけなのに、まだ生きているコイル3個まで交換です。無駄が多いです。
ばらせるように設計していたらもっとエコだと思うのですが、
メーカーさん何とかなりませんかねえ。
話がそれちゃいました。。。
んで、そのステータコイルアッシーを交換するのには、フライホイールを取り外さなくてはいけません。これが固着して全く動きません。フライホイールはクランクシャフトに取り付けられていますので、無理な衝撃は与えられません。
フライホイールプーラーという特殊工具?で引き抜くんですが、これが抜けない。
どうしても抜けない。うーん困った。
市販のフライホイールプーラーがあまりの硬さに悲鳴をあげぶっ壊れてしましました。
んで、フライホイールプーラーを自作。
やっぱり抜けん。
エンジン載せ替えか!?
困った困った。。。。
と言うことで、最近ちょっと整備が追いつかなくなってきました。
仕入れたオートバイも全く手付かず・・・
ちょっと効率化を図らなくてはいけません。
しかし!!
私にとっては多くのオートバイの中の1台でも、
お客様にとっては大切なたった1台の宝物です。
そこんところを肝に銘じて
「ああ、バイクマンに待っていってよかった」
と思ってもらえるように1台1台頑張ります!
ちょっとお時間かかって申し訳ありませんが、
よろしくお願いいたします。
では!
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