【稚内】道立稚内商工高（川崎博正校長、三百三十七人）
の二年生の男子生徒（１６）が七月下旬、
携帯電話サイトの掲示板に
同校生徒の誹謗（ひぼう）中傷を書き込んだことから、
学校側に事情を聴かれ、
その日の夜に自宅で自殺を図り、
今月四日に死亡していたことが六日、
分かった。 （北海道新聞より抜粋））
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詳しくは↓
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/109695.html
このニュースを聞いたとき
先日世界遺産に落書きした大学生の女の子が
わざわざ現地まで飛行機で飛んで行って、
泣きながら謝っていたニュースと
根子が繋がっているような気がしました。
私の子供時代を思い出しても、
もう、恥ずかしいくらい間違いばかり起こして
いつも起こられたり、ビンタされたり、
そりゃもういつも怒られっぱなしでした。
でも、
結局先生や親を含めた大人達は
「子供のやったことだから」と
許してくれていました。
インターネットの掲示板に
誹謗中傷を書くことは良くありません。
良識ある大人だったら、
例え、自分に対する書き込みがあったとしても
そんなことは気にも留めません。
自分の名前も身分も住所も何も明かさない
どこの誰かも知らない無責任な書き込みに
いちいち付き合っている暇などありません。
放置プレイが最善の策です。
でもまだ大人に成り切れていない
子供や青年であれば話は別です。
感受性も大人よりはるかに強いですし、
こういったインナターネットの書き込みなどに
過敏に反応しても仕方ありません。
だからこそ大人が叱ってあげなければいけないと思います。
しかし、叱るだけではだめで、
重要なのは叱った後に「許す」事だと思います。
最近のニュースを見ていると
どうもこう、「許す」ことが「許されない」
なんとも堅苦しいやら息苦しさのようなものを感じてしまいます。
そして、一度過ちを犯してしまったら、
もう2度と立ち上がれないまでに叩かれてしまいます。
再出発はなかなか難しい。
世界遺産に軽い気持ちで落書きをした。
インターネットに軽い気持ちで悪い書き込みをした。
かたや、わざわざ学長と当該生徒が現地に赴き謝罪。
かたや、書き込みをした生徒が自殺。
そこまで大きな罰を受けなければいけないことでしょうか？
やったことは悪いことです。
叱られて当然です。
しかし、許してあげても良いんじゃないでしょうか？
私が思うに、
結局悪いのは「許す」事を忘れた大人たちだと思います。
人は間違いを犯して、初めて成長するものです。
自分の若い頃を思い出してみてください。
いっぱい間違いを犯しませんでしたか？
私は恥ずかしいくらいいっぱい馬鹿なことをしてきました。
北海道の先生が自殺してしまった生徒を叱っているとき
「愛」ある叱り方をしていたなら、
きっとその生徒は自殺までしなかったと思います。
叱っているときに
「もし事件が起これば自分があぶない」
とか、あまり考えたくはありませんが、
例えば先生が保身から生徒を叱っていたとしたら？？
大切なのは
世界遺産に落書きをするその瞬間に
「これは悪いことだ」と
思いとどまらせる良識です。
インターネットに誹謗中傷を書き込むその瞬間に
「これは悪いことだ」と
思いとどまらせる良識です。
その良識を教えるのは親であり、先生です。
それを教えられなかったことを棚に上げて、
生徒がした過ちだけを叱り付けて、
放置プレイでは、子供は救われません。
子供は馬鹿やって、怒られて、
そして
それらを許してもらって
大人になっていくんだと思います。
許せる余裕が大人にないんです。
いっぱい叱った許してあげましょう。
おしまい。
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