いやー、今日は昨日とはうって変わって涼しい!!
作業もはかどります!!
と言いたいところですが、
メーカーさんは今日までお盆休みで
パーツが入ってきませんから、
あまり作業は進んでいません・・・・
お盆中もパーツセンターだけでも動いていてくれれば
良いんですけどねぇ・・・・
世界を相手に戦っていかければいけないですから、
休んでいる暇なんてないと思うんですが、
大手メジャーはしっかり休むわけです。
ちょっと話は飛びますが、
ポップヨシムラという個人の小さな会社が
8耐でホンダを負かしたとき、
本多宗一郎さんは
「なんで世界のホンダが
一介のバイク屋に負けるんだ!」
と激怒したそうです。
それに対しヨシムラのおっさん(失礼)は
「ホンダには盆暮れ正月がある。
だがヨシムラにはない。
1日でも休んだら負けるんだ」
と言ったとか言わないとか。
私の記憶も曖昧ですが、
この話は結構伝説的ですね。
一介のバイク屋であるポップヨシムラが
ホンダという大企業を打ち負かせたのは、
一瞬一瞬を全力で休まず戦い続けたからです。
熱いです。
かっこいいです。
ま、
お盆中もパーツセンターだけでも動いてて欲しいという
ほんわかした一介のバイク屋の外巻な主張でした。
えー、ポップヨシムラ社長もちょーかっこ良いわけですが、
ここで今日の本題です。。
「社長」とはなんでしょう??
ヨシムラ社長とは比較になりませんが、
私も一応私「社長」と言うことになりますね。
修理の受付をして
車両の診断、
お客様との修理打ち合わせ、
パーツ発注、
引上げ、納車、車検、
出荷説明、出荷。
と一連の作業をすることは、
ザ・バイクマンを開業する以前、
まだ雇われバイクマンだった頃から
普通に行なってきた業務です。
こうして開業してからも
この一連の作業は、何の変わりもありません。
ごく当たり前の、
どこにでもある普通のバイク屋がすることを、
普通にしているだけです。
たまに「社長」と呼ばれることもありますが、
自分で全ての業務をしていると言うだけで、
いまいち社長という感覚がありません。
個人経営で私のように1人で業務を行なっている人も
多くいると思います。
このように従業員を雇っていなくても、
肩書き的には一応「社長」となりますが、
やはり、「社長」と言うのは
従業員を雇って、その従業員の業務上の責任や、
家族の生活までをも背負って
初めて社長となるような気がします。
1人でやっていると、
たとえ失敗して大借金を背負っても、
私1人で背負えば、誰の迷惑にもなりません。
(嫁には迷惑がかかりますが・・・・)
しかし、従業員がいるとなると話は別です。
急にザ・バイクマンが潰れてしまっては、
その人の生活も立ち行かないものになってしまいます。
その人に家族がいるとなると、
その家族の生活も頓挫してしまいます。
私1人の身勝手な考えで、
(もちろん潰す気などサラサラありませんが)
ザ・バイクマンを潰すことができなくなるわけです。
従業員のそういった責任まで背負うことができて
初めて本当の意味で「社長」になることができるんだと思います。
私は今、経営者ではありますが、「社長」ではない気がします。
ザ・バイクマンの企業規模というのは、
つまりイコール私の器の大きさなんですね。
今、ザ・バイクマンのお客さまは約700人。
1人で全ての整備を行なうのも限界があります。
修理待ちが一向に40台を下回らないのも
私1人で全ての業務を行なうためで、
常に時間が足りず、
作業が遅れがちになっているからです。
差別や偏見、格差が多い世の中ですが、
神様が全ての人間に公平にくれたのは時間です。
お金持ちもそうでない人も、
1日は24時間しかありません。
本来なら、従業員を雇って、
整備のペースを上げるべきですが、
ま、ぶっちゃけ、人を雇うことにビビっているというのが本音です。
整備スペースや設備の拡充も図らなければいけません。
今いる700人のお客jさんのためにも
ザ・バイクマンを潰すわけには行きません。
うちのような小さなお店は、
一発経営判断を誤ってしまえば、
あっという間にぶっつぶれますからねぇ・・・・
急にザ・バイクマンがなくなってしまうと、
今まで車検や整備を出してくれた
多くのお客様が困ってしまいます。
サステインナビリティー(継続性)は
顧客満足度を確保するためには絶対不可分な要素です。
いやー、でもねぇ、ビビります。ホント。
もうすぐ丸3年。
4年目に突入するにあたり、
ずーっと考えていましたが、
試験的にバイト君を雇ってみようかなぁ。。。。
世の「社長」さんってホントすごいと思います。
私にその「器」があるんでしょうか?
雇われる方も不安でしょうけど、
雇う側も不安が多いですねぇ・・・
いやー、悩みます。
おしまい。
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