学生の頃働いていたキャンプ場の集まりが毎年あります。
箱根芦ノ湖のほとりに、
お玉ヶ池というこじんまりとした池があるのを
ご存知でしょうか??
15年ほど前までそのお玉ヶ池に寄り添うように
「お玉ヶ池青少年キャンプ場」がありまして、
店主は5年間、キャンプ場のお兄さんとして
アルバイトをしていました。
キャンプ場と言っても、
今流行りの、のんびりしたファミリーキャンプや
贅沢で快適なキャンプ用品に囲まれたキャンプでもありません。
朝は6時に全員起床!!
広場に集まってラジオ体操!
その後朝食!
カセットガスなんて使いません。
朝から薪で朝ご飯を作ります。
その後、全員で分担してキャンプ場の清掃!!
昼はちょっと自由行動やハイキング!!
夜も薪でご飯の準備!
夜はキャンプファイヤー!or肝試し!!
8時には就寝!!
と、
なんとも規律が厳しいキャンプ場でした。
高度経済成長の中、
各家族化が猛烈に加速していた時代で、
隣の住人の顔すら分からない都会暮らし、
そんな子供たちに大自然のなかで
規律正しい集団生活や、相手とのかかわり方、
自然の素晴らしさなどを
教えることが目的のキャンプ場でした。
そんなお玉ヶ池キャンプ場も
15年ほど前に閉鎖となりました。
規律や集団生活を教えるはずのキャンプ場でしたが、
時代が時代なんでしょうか?
朝になっても大人たちが起きてこない。
大人のほうが集団生活ができない。
大人が掃除をしない。
など、
規律を厳しくしているのは、
子供たちのためなのですが、
世間のお気楽キャンプとくらべると
あきらかにキャンプの趣旨が違います。
その辺を勘違いされて来る大人が
多くなっていたのも事実です。
参加者も毎年減少。
そんな感じで閉鎖となりました。
よくよく考えると、当時よりも
今この時代だからこそ
集団生活や規律を楽しみながら教えることが出来る
子供たちの為のキャンプ場が必要な気もするんですけどね。
ま、
キャンプ場を運営するのも
県税が使われますので、
復活は難しいのかもしれませんねぇ。
私が働いていた当時
キャンプ場に来ていた小学生や中学生の子供たちは
今社会に出てバリバリ働いているはずです。
あの時のキャンプファイヤーを覚えいるでしょうか?
今日、このファイヤーの火は
消えてしまいますが、
下界に降りても、
どうか皆さん、
心の炎だけは消さないでくださいね
なんて言ってました・・・ハハ。
そんなキャンプ場で働いていたお兄さんたちも、
いまではすっかりメタボでハゲ散らかしたオッサンです。
そんなお玉の集まりは最高におバカで最高に楽しい時間です。
また来年が楽しみです!!
11月なのに夏並みの整備待ちになってきています。
今日は休日出勤で整備でっす!!
頑張っ!
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