反原発が叫ばれていますが、
世界中にある原子炉はどれも大型の施設が必要で
原子炉も巨大です。
メルトダウンを起こした時の被害は
チェルノブイリにしろ福島にしろ、
広範囲かつ巨大で長期間にわたります。
事故を起こした時の賠償金もコストに加算すると
発電コストは火力発電よりも多い、という試算もあるようですね。
以前の日記にも書きましたが、
膨大なライフコストが掛かっても
事故のリスクがどんなに巨大でも
それでもまだ何かしかのメリットがなければ、
政府もバカじゃありませんから
即刻原発を廃止するでしょうし、
そもそもここまで原子炉を増やさない、と思います。
原子力発電を続けるのは
高濃度ウラン濃縮技術を確保したいから
というのが本当の理由だと
私は思っています。
高濃度ウラン濃縮技術と日本が誇るH2ロケット。
この２つがある。
北朝鮮ではないですが、
日本も本気を出せば、
大陸間弾道核ミサイルをいつでも作れるわけです。
そういった軍事的な優位性が欲しいから
原子力発電を続けるのではないか？
あ、すいません、いきなり話が脱線しましたが、
今日のお題は「超小型原子炉」でした・・・
原子炉というと超巨大な設備であると
今日の今日まで思っていたわけですが、
実は超小型の原子力発電炉の構想が
もうずいぶん前からあったようです。
開発しているのは東芝。
東芝の原子力事業部に紹介されています。
http://www.toshiba.co.jp/nuclearenergy/jigyounaiyou/4s.htm
元電力中央研究所の服部禎男さんが考案。
服部さん曰く
①小型で安全
②全自動の制御
③３０年間燃料の交換不要
④どこにでもおける
ま、良い事ずくめ。
詳しくは下記URLでご確認を
http://agora-web.jp/archives/1494566.html
最初読んだ時はすごいなぁと関心していたわけですが、
炉心の冷却に液化ナトリウムを使うようですので、
まずその時点で大変危険。
一度ナトリウムが漏れたら大爆発は必至です。
原子炉自体は小型でも
ナトリウムが爆発したら
放射性物質の拡散は結局広範囲にわたります。
また、
福島の原発事故で拡散した放射性物質は極小で
健康被害が出ることはない。と言い切っている点も
どうにもこうにも解せない。
やっぱり原発に頼らないエネルギー政策が必要。
原子力発電をやめるかやめないか？
この議論は日本が核武装するのかしないのか？
という議論ぬきには始まらないと思いますが、
非核三原則がある日本で、
おおっぴらに核武装の話はできません。
（している政治かもいますが）
個人的には核ミサイルはもちろん、
空母も戦闘機も戦車も
鉄砲もない平和な世界が一番です。
しかし、北朝鮮が小型核弾頭を持ったとすると
射程距離はアメリカ本土まで届きます。
中距離ミサイルテポドンは既に持っていますので、
北朝鮮がポチッと核ミサイルのボタンを押せば、
日本に着弾するまではわずか数分です。
能登半島までは５分。
東京まででもたったの１０分。
急速に軍拡を進める中国。
これら脅威から
日本をどうやって守るか。
そもそも平和とは何か？
エネルギー問題も
デフレ脱却の政策も
安全保障の問題も
全てがリンクしています。
次の参院選までに
自分の意見をどこにまとめるか？
あるていどまとめておかないと、
誰に投票して良いやら、
非常に難しい。
難しいけど、選挙に行かないとねぇ
悩む悩む。。。。
ああ、結局また散文になってしまいました。
おしまい。
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