今日19日夕方、
インドネシアで閣僚会合が開かれ、
日本のTPP参加受け入れがほぼ確実の見込みです。
ー追記ー-----------------------------
昨日の夜のニュースによると
どうもカナダがまだ日本のTPP参加交渉入に
同意していないようです。
------------------------------------
日本のTPP参加へ向けた交渉が
7月から本格的スタートするでしょう。
いよいよTPP参加へ秒読み段階。
TPPについては定期的に勉強していましたが、
やはり、どう考えてもメリットが少なすぎる。
私は個人的にはTPP参加に反対の立場ですが、 もうこの流れはどんなに反対しても止まらないでしょう。
政府・官僚・経団連・大手マスコミと、
TPP参加に前向きですので、
おそらく今までに既に出来上がっている
数千ページにもおよぶTPPのルールを鵜呑みにして
日本はTPPに参加することになる。
TPP参加による具体的なデメリットは
いろいろな方が書かれていますので、
ここでは割愛しますが、
特に既得権益に守られていた業界は
ことごとく破壊されます。
日本が守るべき国益よりも、
TPPのルールが優先されるようになる。
大資本を持った企業や投資家の利益が最優先となるはずです。
国が企業を選ぶのではなく、
企業が国を選ぶ時代。
まさに、グローバル資本主義経済の終着駅。
自由な競争と、
利益を追求することが
何よりも正しい世界となります。
競争力のない企業や弱者はどんどん切り捨てられる
完全なる弱肉強食の世界へ向かいます。
経済的格差は加速度的に広がるでしょう。
環境や安全や健康よりも
企業的利益が優先される世界がやってきます。
しかし、一度参加交渉に加われば、
もう抜け出すことはできない。
安倍さんは日本に不利益な場合は交渉脱退もあり得る、
といっておりますが、
ま、無理でしょう。
もう、後戻りはありません。
紅茶にミルクを一適たらすと、
ミルクは自然と紅茶と混じり合います。
何かの偶然で、混ざったミルクが一箇所にまとまって、
紅茶とミルクに別れる可能性は限りなくゼロです。
秩序ある状態から無秩序へ
熱力学第二法則、
エントロピー増大の法則そのものです。
人間の社会活動に物理学の法則が当てはまるかは
分かりませんが、
人間も自然界の1部である事を考えると、
人間の社会活動にもエントリピー増大の法則が
当てはまっても不思議ではありません。
国という枠で仕切られていた
ある意味秩序ある状態から、
国という枠が取り払われ、
自由に行き来できる無秩序な状態へ
唯一のルールは自由競争によるお金儲けだけです。
「ウォール街の占拠」で1%のお金持ちに対する批判が
世界中に広がりましたが、
TPPは1%のお金持ちによる逆襲のようにも見えます。
ああ、ホント馬鹿馬鹿しい。
弱者が守られない世界のどこが良いのか?
本当にそんな弱肉強食の世界を
人々が求めているんでしょうか?
しかし、
しかし、
しかし!!
ブーブー言っても始まりません。
どんな世界であっても
家族を守って生き抜いていかなければなりません。
TPP参加後の対策を真剣に立てなければ、
簡単に弱者への階段を転げ落ちてしまいます。
誰でも出来るような仕事というのは
確実に人件費の安い国に取られます。
企業は利益をさらに追求していきますので、当然です。
人に負けないスキルや技術を身に付けなければ
簡単に競争に負けてしまうでしょう。
アメリカ主導で動いているTPPですから、
参加国の間でのやり取りは全て英語になる
可能性が非常に高い。
英語が喋れない人はまともな仕事にも就けなくなると思います。
英語力はTPP参加後の世界で、
ますます重要になってきます。
「国家100年の敬」と安倍さんは言っていましたが、
まさに劇的な社会変化が始まるといって良いでしょう。
まじめにしっかりと対策をしなければ、生き残れません。
ブーブー言うのは辞めました。
考えましょう。
おしまい。
|