毎年多くの人が自然災害によって命を失います。
毎年です。
アメダスの降雨計設置場所が多くなったから、
「観測史上初」という文字が
ニュースに上がることが多くなった
とは言え、
先日の西日本の雨は観測史上でも、そして実質でも、
大豪雨と言って良いほどの大災害でした。
この被害は食い止められなかったのか?
もしくは、被害を最小化することは出来なかったのか?
公共工事の予算推移を見てみますと、
平成10年をピークに右肩下がり。
ここ20年間。
そうです。
失われた20年の間。
公共工事はどんどん減らされました。
簡単に言って税収が伸びない状態で、
年金・医療などの支出が増大。
この日記ではつにね言い続けておりますが、
経済は成長しなければ
国防だけでなく、
治水工事もできなくなります。
毎年、台風や大雨で何人もなくなります。
ダムを作り
護岸工事を進めれば、
今回のような大参事にはならなかったと思います。
もちろん
山があれているのも問題です。
下草も刈らない
間引きもしない、
これでは植樹した木が大きく育ちません。
小さな木が多くなると、
当然根が張る深さも浅くなります。
土壌が緩くなると
浅い根では支えきれず、
一気に土石流となって街を襲います。
山を管理する人がいないのも問題です。
今回の大雨による被害は
ある種の人災と言っても良いと思います。
治水工事をサボった政府が悪いとは言いません。
政府もお金がない。
その中でギリギリやりくりしているのが実情です。
税収が増えれば
公共工事に回るお金も増えます。
結論は簡単。
景気回復によって税収を増やすことです。
日本のGDPの7割~8割は国内の内需です。
内需が上がれば必然的に税収が増えます。
来年消費税を上げる予定になっていますが、
ここはやはりひとつ、
8%→5%へ
安倍さんの英断を期待したいところです。
5%にしたら、
完全にデフレから脱却し、
われわれの収入も増えると思います。
税収が増えた結果として
護岸工事を進めて、
今後増えることが予想されている大豪雨に
備えておく必要があるんだろうと思います。
おしまい。