一体全体何が問題となっているのか
いわゆるLGBTの問題について、
私なりに、いろいろと勉強しました。
杉田議員の発言の真意や
小池氏の論文の狙い
などはここでは割愛。
一番驚いたことは
LGBTの割合は13人に1人ということ。
それってAB型の人の割合と同じだそうです。
1クラス30人いたとすると、
1クラスに2~3人はLGBTの人がいることになります。
予想以上に多いんだなぁという印象を受けました。
その割には、
カミングアウトしている人が
少ないですので、
心と体が不一致のまま、
カミングアウトできず、
悶々とした気持ちを抱えたまま、
困っている人が多いということが
容易に想像できます。
LGBTを制度として認めない、ということは
AB型の人は結婚できない
と言っているのに等しいのではないか?
とも思います。
10万人に1人とか
100万人に1人とかいうレベルであれば、
杉田議員の言うように、
制度を設けて税金を投入する順番としては
どうしても低くなりますが、
しかし、
13人に1人と言うのであれば、
その事実を認めて制度を作るべきではないか?
と私は思います。
さて、
LGBTは古来よりその存在が認められています。
古事記にも同性愛の記述がありますから、
人間社会には、古来よりLGBTがいたことが分かります。
いや、人間だけではありません。
サルの世界でも同性愛は普通にあります。
思うに、
集団生活を営む動物には
社会性というものが必要不可分です。
男性より、女性の方がコミュニケーション能力が高いのは、
子育てをする上で、
どうしても他と協力する必要があるからです。
自分はお乳が出ないので、
代わりにおっぱいをもらうとか、
ちょっと手が離せないから、
子どもを見てもらうとか、
他と協力し合うことで、
大変な子育てを乗り切らなければなりません。
一方で、
男性は女性と比べてコミュニケーション能力が乏しく、
暴力的で攻撃性が高いという、
集団生活には向かない一面があります。
それはもちろん、
狩りに出て獲物を捕らえる過程で、
高い攻撃性や暴力性が必要だから
オスにはこうした性質があるわけですが、
時に高い攻撃性や暴力性は
社会に危害を加えます。
サルの世界では
ボスサルはハーレムを作り、子孫を残せますが、
ボスとなれなかったオスサルは群れから離れ
はぐれオスとなります。
これは攻撃性の高いオスが群れの中残ると、
社会性が損なわれる可能性があるからで、
群れの中での「社会性」を保つ
ある種の知恵とも言えます。
ところが、
人間社会はサルのようにはいきません。
結婚しようがしまいが、
子孫を残そうが、残すまいが、
社会の中で生きていかなければなりません。
高い攻撃性や暴力性は
社会の中で時に事件を起こし、
集団に対して危害を加える恐れがありますので、
社会性が強ければ強い集団ほど、
オスがメス化していくのだと
私は思います。
社会を円滑に営む上で、
これは至って普通のことなんだろうと思います。
ネアンデルタール人が
お墓を作っていたことは
既に知られております。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8124/
人類は太古の昔から
集団を作り、
社会を作ることで
弱肉強食の食物連鎖の中で生き残ってきました。
人類が生き残ってこれたのも、
この社会があればこそです。
その上で、
本来高かった攻撃性や暴力性は
だんだんと必要なくなり、
オスが徐々にメス化していく。
強烈な男性ホルモンは必要がなくなってきた。
そう考えると、
草食男子や植物男子なんて人達が生まれてきても
納得がいきますし、
中学や高校時代
高い攻撃性や暴力性を持つ
いわゆるヤンキーがモテるのは、
男性ホルモンが豊富に出ているからで、
そこに女性が惹かれるのも当然と言えば当然です。
これはあくまで、LGBTのG(ゲイ)の部分だけですが、
私はLGBTと一色単にせずに、
個別に問題を考えるべきなんだろうと思います。
少なくとも、
T(トランスジェンダー)については
科学的に原因がかなりはっきりわかっているわけですから、
トランスジェンダーの人達の人権と言う問題と、
不幸な性の不一致を作らないための
解決策と個別に考えるべき
なんだろうと思います。
今日は随想です。
おしまい。