全体を通してみると
グローバル資本家による
新たな植民地政策なんじゃないかなぁと
思うようになりました。
世界の1%の富裕層が、
のこり99%を支配する世界。
そんなことできるわけないじゃないか!
と思えるかもしれませんが、
あながちそうでもありません。
かつて白人が行った植民地支配を思い起こすと、
植民地を支配していたのは
イギリスであり、オランダであり、スペインであり、
あくまでその主体は「国家」でした。
しかし現在、
グローバル主義が勢力を強めると、
1企業が国家と言う枠を越えて、
世界中で商売をするようになります。
企業からすれば、
国の規制は極力少ない方が
企業活動がしやすくなります。
グローバリストの企業が望むには「小さな政府」です。
国家権力は極力小さい方が良い。
従って、
国の制限を少しでも強くしようとすると、
「自由だ」「人権だ」と
居丈高に叫びだします。
「特定秘密保護法」の時も
「安保法案」の時も
同じような議論がありました。
「自由」と「人権」はとても大切ですが、
居丈高に自由と人権を叫ぶ、
声の大きいだけの人ほど注意が必要です。
さて、
国の権力を極力小さくするために何をするか?
それはかつての植民地支配にヒントがあると、
わたしは思います。
極少人数で大多数の人たちを支配するのは
容易なことではありません。
そこで、かつて白人が植民地で行ったことは
大きな勢力を作らせないための
現地民の分断でした。
①民族を分断し
②言葉を分断し、
③情報の分断し(教育をしない)
④お金を支配する。
大きくはこの4つです。
現在、
コンピューターの発達にともなって、
②については出来なくなるでしょう。
世界中のあらゆるランゲージバリアは
AIによる同時通訳が可能になれば、
一気になくなります。
しかしこれでさえ、
言葉の壁がなくなることで、
移民が加速していきます。
現在移民流入のスピードを大きく止めているのは、
日本人が英語をしゃべれないからです。
日本で商売するうえでは
日本語習得が必須です。
しかし、
AI同時通訳が出来るようになれば、
日本語というランゲージバリアは無くなります。
言葉という壁を越えて、
移民流入に加速がかかります。
①②③④そのすべてが
現在の日本で進んでいます。
アイヌ新法の設立。
沖縄の独立論。
保守と革新の過度な分断
移民の大量受け入れ
TPPの促進
歴史教育の欠如。
全部上記に当てはまる。
日本人の多くは無宗教です。
正月には神社に行き、
お葬式はお寺で行い、
クリスマスやハロウィンを祝います。
何でもアリ。
なにか有事があった時に
てんでんばらばらになってしまいそうですが、
日本には2000年の歴史を持つ
天皇陛下のご存在があるので、
あらゆる宗教と言う壁を越えて、
天皇陛下を中心にまとまることが出来ました。
かつての日本はそうでした。
しかし、
移民が大量に入ってくれば、
いずれ外国人が日本国籍を取り出します。
そうすると、
「国民の象徴」としての天皇の役割は
力を弱めます。
外から来た人からすれば、
神武天皇から続く天皇家など、
なんの有難みもありませんし、
それよりも、
自分の信仰している宗教の方が
重要であることは違いありません。
そうなると、
「国民の象徴」という概念すらなくなるでしょう。
内側からは
女性宮家を認めることで
天皇の権威の分断をはかり、
外側からは
移民を受け入れて、
国民の象徴としての天皇の地位を失墜させる。
究極的には
日本を細切れに分断させ、
国家としての力を弱める。
かつては
国家による植民地支配でしたが、
現在では
国家と言う枠を外した
グローバル資本家による、
植民地支配が進んでいるんだろうと思います。
世界でもっともグローバル主義が進んでいる国、
それはアメリカです。
まさに1%の裕福層が残り99%を支配する
超格差社会。
こうした進み過ぎたグローバル主義の反動として
トランプ大統領が出てきた。
アメリカで起こったことは
「必ず」日本でも起こります。
日本は前述のように分断が進むでしょう。
その混乱期に
日本にもトランプさんのような政治家が出てきます。
夏の衆院選で安倍さんがハンドリングを1つ間違えば、
日本は混乱期に入ります。
自民党の役割は終焉を迎える可能性がある。
小さな政党が乱立跋扈し、
何も決められない政治の停滞期が始まる。
夏の選挙まであと6か月。
・移民法の制限を大幅に追加
・消費増税の凍結
・アイヌ新法の廃止
・どこの国の歴史教科書か
わからないような
歴史教科書の改訂
これらは必須です。
今のままでは
グローバル植民地主義が広がるだけです。
特に④情報の分断が一番恐ろしい。
インターネットはもろ刃の剣ですが、
インターネットこそが唯一の救いですかね。
おしまい。