全く関係のない他者を巻き込んで自殺するなど、
他人に迷惑をかけるというレベルを
遥かに超えて、絶対にやってはいけない
反社会的行為以外の何物でもありませんので、
「1人で死ね」という発言に対しては
個人的には極々最もな意見だなぁと思うわけですが、
テレビでは
「1人で死ね」という発言を受けて、
自殺志願者が本当に自殺に踏み切ってしまう、
ある種の「後押し」になりかねない。
だから、そういう発言は控えるべきだ。
という意見もあると紹介しておりました。
ざっくり言うと
テレビではそういった議論を
30分以上も延々と続けておりました。
アホか、と
非常に残念なことではありますが、
テレビに出ている評論家・専門家・司会者
まともな議論や意見は
誰からもありませんでした。
川崎児童殺傷事件の犯人に対して
1つの事件としての個別な議論と
社会全体として自殺者を抑止するという議論とを
同じ土俵の上で議論しても
まとまるはずがありません。
あまりにもバカバカしい議論を続けているので、
途中で見るのをやめました。
総論と各論とは違います。
社会全体で
ロスジェネなどの生活弱者や
自殺志願者をいかに出さないようにするか?
という議論は大いに進めるべきですが
従って、
他人を巻き込んで自殺した人に対して
「1人で死ね」と言ってはいけない
というのは全然違います。
完全なる議論のすり替えと
言わざるを得ません。
まったく次元の異なる議論を
一色単にして、
「1人で死ね」論を議論しても、
そりゃ~まとまるわけがありません。
川崎の事件に対して、
「1人で死ね」という感想を持つのは
極々当たり前の感想なんだろうと思います。
それを「言ってはいけない」とする
意見こそ「言ってはいけない」んだろうと、
私なんかは思います。
2度と同じような事件を起こさないために
社会全体として予防的手段を論じることと、
個別に起こってしまった事件に対しての議論とは
分けて行うべで、
総論と各論を一色単にして議論しても、
意味がないという
まぁそういったレベルの話です。
全く知らない赤の他人を巻き込んで
自殺するなどもってのほか。
ましてや、
これからの「未来ある子供たち」を標的にし、
背後から近づいてナイフで次々に刺していくなど、
絶対にあってはならないことです。
「死ぬなら1人で死ね」
おしまい。