これは、国会でなんらの審議もされることなく、
また、会計監査からのチェックも入ることなく
国会議員が自由に割り振ることのできるお金です。
青山さんが指摘されていたのが、
確か２年くらい前。
私はその時初めて、
特別会計という問題を知りました。
そして最近
この「特別会計」という問題が
急激にYouTubeに上がるようになってきました。
幸福実現党や
オリーブの木などが、
積極的にこの問題を取り上げてきました。
しかし、
青山氏などが、
特別会計の問題を指摘するよりもずっと前、
今から１７年前の２００２年１０月。
「特別会計」を巡ったある刺殺事件がありました。
特別会計のお金が
特定の特殊法人やファミリー企業に流れている問題を
当時激しく追及していたある議員がおりました。
故石井紘基議員です。
彼は「自分で」かき集めたその資料を持って
国会へ出かけようとしたとき、
右翼の活動家に自宅前で刺殺されました。
諸説ありますが、
「暗殺」だったと言われています。
「石井紘基」という名前で検索すると、
まぁ、いろいろ出てきます。
民主党議員で
ソ連に５年以上留学
学生運動への参加など、
左の匂いがプンプンしますが、
ソ連に長くいたからこそ、
彼はソ連崩壊も予測していたそうです。
（ホントかどうかは分かりまん）
石井氏が殺害されてから
「特別会計の闇」を具体的に調べる議員さんは
いなくなりました。
調べると、殺されますからね。
超怖いです。
そりゃそうです。
安倍政権への攻撃材料として
左派が「特別会計」問題を出し始めたのか？
右派を装った自民党内での内紛か？
特別会計の問題を取り扱うのは
国会議員としてはもろ刃の剣です。
多くの高級官僚経験者が
政治家になっている現実を鑑みれば、
国会で特別会計の問題を取り上げることは
イコール官僚支配体制を崩壊させることに
繋がりかねません。
官僚利権者からすれば、
国会では絶対に取り上げてほしくない問題の１つ
なんだろうと思います。
官僚が政治家に対して
「力」を持つようになったのは
明らかに戦後です。
官僚から政治家になる人は
戦前はほとんどいませんでしたが、
戦後は圧倒的に多くの官僚が
政治家になっています。
敗戦後、
GHQは日本の既得権益を徹底的に解体しました。
国会議員は戦犯者扱いされ多くの政治家が殺され解体。
陸軍・海軍は言うまでもなく解体。
多くの主要財閥も解体。
教育界も解体（右派は徹底排除）
マスコミ界も解体（右派の排除）
しかし解体されていない既得権益団体があと１つ。
解体されなかったたった１つの組織は
「官僚組織」でした。
この時から
官僚が政治家に
大きな影響力を持つようになった
と言われています。
今の国会を見れば良くわかります。
国会での議員の質問も、
実際には官僚が書いて、
それに対する返答も官僚が書いています。
国会議員はただの
「パクパクスピーカー」にすぎません。
もし、国会議員が
「自分で」調べたり、
調査したり、
ましてや
国会で質問でもしようものなら、
暗殺される。
「そんな大げさな！」と思うかもしれませんが、
事実だから仕方がない。
特別会計には
相当深い「闇」が潜んでいると思われます。
なぜGHQは官僚組織を解体しなかったのか？
なぜGHQは共産党を残したのか？
この辺に問題点の根っこがあると
わたしは思います。
石井氏は特別会計問題を例に出し、
日本社会をこう揶揄しています。
「日本は官僚による社会主義国家体制だ」と
官僚支配の問題点を
ソビエトで生で見てきた石井氏だからこその
日本の官僚支配の問題点を指摘せずには
いられなかったのだろうと思います。
日本には愛国左派はいないと言われておりますが、
少なくとも石井氏は愛国左派なのかもしれません。
最後に
官僚出身の議員一覧を載せておきます。
「官僚出身の議員」
おしまい。
