最近国産車のラインナップがやたら少ない。
バリエーションもかなり偏っていて、
「売れる」商品しか作っていないような気もします。
９０年代初頭と比べると各メーカーの新車出荷台数は約半分です。
遊び心のあるバイクは皆無に近い。
唯一スクーター関連は豊富なラインナップがあるんですけどねぇ。
高度に都市化された一部の地域には
コミューターとしてのそれなりの需要があるんでしょうけど、
渋滞のない地方では
都心ほどビックスクーターに乗る人はいないと思います。
普段の足は軽自動車の方が地方は便利ですから
オートバイに求めるものは快適さや便利さよりも
娯楽性や爽快感、趣味・嗜好などを求める人が多のでしょう。
小泉さんの地方切捨て政策で
人口は都心部に集中し、
神奈川県の人口は今年の８月
大阪府を抜いて東京に次ぐ第２位になりました。
地方から出てきた人が増えた証拠です。
今でも道路は渋滞しまくっているので、
あまり渋滞に影響を受けず、
経済的な「生活の足」としてのスクーター
（特に小排気量車）は
需要が拡大していくんでしょう。
２輪業界の貴重な需要であるスクーターも
最近はノックダウンによって日本の技術は海外に流出し、
ＳＹＭやキムコなど海外スクーターも多く見るようになりました。
技術的にはこの手のスクーターは
日本から完全独立したと言っていいでしょう。
同じ価格帯で比べると
装備面から海外スクーターが延びてきたのもうなずけます。
今後拡大する中国の二輪需要で
こういったメーカーに日本が負けないことを祈るばかりです。
また、２００７年問題で
団塊の世代がいっきに退職し、
今まで培ってきた経験や技術力が、
大きな会社ほど低下してきますので、
気合を入れて頑張らないと、
国際社会で取り残されてしまうのは必至です。
若い人には特に頑張ってもらいたいです。
完全週休２日制やＧ・Ｗ、お盆に正月、
世界最高水準の生活レベル、
こんな生活ができるようになったのも
泥水すすって頑張ってきた
昭和のサラリーマンのおかげです。
その上にあぐらかいているだけだ、ということに
早く気が付かないと、
２輪業界に限らず、
どんな業界も国際社会で負けてしまいますよ！
ニートだフリーターだとか言ってる場合ではありません。
泥水すすって働きましょう。
話がそれました・・・・
すいません。。。
ともあれ、
自民党の安倍晋三総裁（５２）は、
２６日午後の衆参両院本会議で
行う首相指名選挙で自民、公明両党などの
賛成多数により第９０代、
５７人目の首相に選出されました。
（毎日新聞の記事はこちら）
改革路線は継続していくようなので、
人口の都市集中化はまだまだ続きそうです。
人口の多くいる地域はモノも多く動きます。
各メーカーがスクーターに力を入れるのは
現実問題としてしょうがないことなのかもしれません。
しかしながら、
バイクはやっぱり趣味の乗り物
遊び心のある楽しいバイクも、もう少し増えて欲しいもんです。
１００万以上するＳＳや
もっと高いＢＭＷやハーレーは売れているみたいです。
小排気量のスクーターも売れていますが、
中間がない！！
バイクラインナップにも２極化が進んでいるみたいですね。
遊び心と現実主義。
自分の心の中にも小さな葛藤が毎日あったらしますが、
遊び心はいつも心に！！
と思う今日この頃です。
では！
|
