この間の金曜日、確定申告に行ってきました。
3月に入ってしまいましたので、混んでるかなぁと思ったのですが、
意外とすいていました。ああ、良かった。
前日にほぼ徹夜で書類を作り上げ、
パソコンソフトの力を借りて手書き部分ゼロ。
大和税務署に行ってぽんっと書類を出して終わり。
所要時間3分。
所得税って高いですよね。
ここで、ちょっとこのデータを見てください。
日本人の平均年収(職業別平均) (PRESIDENT 12月号より抜粋)
職業 |
平均年収 (万円) |
人数 (人) |
内閣総理大臣 |
4,165 |
1 |
プロ野球選手 |
3,743 |
752 |
国務大臣 |
3,041 |
17 |
事務次官 |
2,432 |
12 |
警視総監 |
2,295 |
1 |
国会議員 |
2,228 |
722 |
弁護士 |
2,101 |
2万 |
知事 |
2,100 |
47 |
開業医師 |
2,086 |
7万 |
パイロット |
1,713 |
2,920 |
フジテレビ社員 |
1,567 |
1,367 |
公認会計士 |
1,426 |
2万 |
歯科医師 |
1,329 |
9万 |
税理士 |
1,266 |
7万 |
医師 |
1,227 |
26万 |
大学教授 |
1,153 |
4万 |
不動産鑑定士 |
1,020 |
6,696 |
大学助教授 |
917 |
2万 |
司法書士 |
890 |
2万 |
警察官 |
840 |
24万 |
弁理士 |
827 |
6,040 |
優良上場企業サラリーマン |
808 |
97万 |
記者 |
782 |
2万 |
農家 |
765 |
369万 |
高等学校教員 |
741 |
8万 |
地方公務員 |
728 |
314万 |
スチュワーデス |
655 |
5,890 |
国家公務員 |
628 |
111万 |
電車運転士 |
620 |
3万 |
行政書士 |
606 |
4万 |
一級建築士 |
601 |
31万 |
電車車掌 |
586 |
2万 |
上場企業サラリーマン |
576 |
426万 |
消防士 |
572 |
15万 |
各種専門学校・専修学校教員 |
538 |
4万 |
市会議員 |
528 |
2万 |
薬剤師 |
515 |
5万 |
社会保険労務士 |
511 |
3万 |
気象予報士 |
480 |
5246 |
看護師 |
464 |
43万 |
自動車外交販売員 |
454 |
7万 |
営業用バス運転手 |
451 |
8万 |
サラリーマン平均 |
439 |
4,453万 |
プログラマー |
412 |
14万 |
ボイラー工 |
403 |
2万 |
社会福祉士 |
390 |
6万 |
百貨店店員 |
390 |
11万 |
自動車整備工 |
387 |
16万 |
漁師 |
378 |
23万 |
守衛 |
374 |
2万 |
大工 |
365 |
5万 |
とび職 |
357 |
3万 |
販売店員 |
352 |
49万 |
調理士 |
352 |
23万 |
栄養士 |
349 |
5万 |
保育士(保母・保父) |
340 |
2万 |
保険外交員 |
337 |
18万 |
介護福祉士 |
333 |
41万 |
幼稚園教諭 |
328 |
6万 |
用務員 |
322 |
2万 |
娯楽接客員 |
319 |
15万 |
警備員 |
315 |
16万 |
観光バスガイド |
307 |
7310 |
タクシー運転手 |
306 |
29万 |
ホームヘルパー |
299 |
3万 |
理容・美容師 |
295 |
3万 |
村議会議員 |
264 |
4万 |
ビル清掃員 |
233 |
9万 |
フリーター |
106 |
417万 |
サラリーマンといっても、入社したての新入社員もいれば、
第一線でバリバリ働いている高給取りもいます。
上の表のカテゴライズ自体かなりざっくりとした分け方ですが、
ま、ある程度の目安にはなると思います。
もっとも多いのが「サラリーマン平均」で年収439万円。
人数が4453万人でダントツの多さ。
この表自体の信憑性はひとまずおいておくとして、
今日は税金の話ですので、
話の中心の基準として、平均的なサラリーマンの年収を軸にしたいと思います。
「サラリーマン平均」の年収が439万円ということは
439万円から社会保険や生命保険などの控除と(50万とします)
基礎控除(38万)などを引くと
個人差はあると思いますが、ひとまず残り
351万円
この金額に対して所得税がかかってきますので、
20%の所得税がかかります。
所得税についてはこちら参照ください。
http://www.taxanser.nta.go.jp/2260.htm
すると、
702000円。
ここから33万円は控除されますので、
所得税は372000円!!
31000円/月です!!
ええっ!?そんなに引かれているんでか!?
間違っているかもしれません。。。
(詳しい人のご指摘お待ちしております!)
私の計算が合っているとすると、
毎月給料から31000円天引きされているんですね。
結構な額ですが、
上記表の「サラリーマン平均」にカテゴライズされる方は
これくらい払っている計算になります。
私もサラリーマン時代があったのですが、
毎月天引きで税金が引かれていましたので、
どうも払っている感というのがない。
ところが、こうして個人事業主になると、
年に一回確定申告をして、
一発で税金を納めます。
ま、私の場合は上記表の「自動車整備工」よりはるかに低いので、
払っている所得税も「サラリーマン平均」の方よりはずっと少ないですが、
それでも一気に払うのはものすごく厳しい!!
そして、
一番気になることは、
私の払った税金が何に使われているか?ということ。
スーパーに買い物に行っても、レストランで食事しても、
例えば量販店のバイク屋でバイクを買っても、
見積もりで何がいくらってすぐにわかるのに、
税金は納めに行っても、何にいくら使われているかその場で教えてくれません。
国家予算を調べればすぐにわかりますが、
払った金額に対して何がいくらでどのように使った、という明細は、
自分で調べなくてはわかりません。
どこの世界にそんなお店があるでしょうか?
スーパーで買い物して、
「はい、全部で4000円です。どれがいくらか知りたい人はホームページで!」
なんてところはありません。レシートを見ればすぐにわかります。
もし納税レシートなるものがあって
そのレシートを見てみて、
「官僚が愛人と住むための賃貸料」
なんて項目があったら、クーリングオフもんです。
サラリーマン時代はなかなか納税している意識がなかったのですが、
年に一回こうして税金をどばっと払うと、
ものすごい「払っている感」があるんですね。
もし、国民全て、納税は給料天引きではなく、
年に1回払うようになったら、
私のように、何に使ったの?という疑問を持つ人が増えるのではないでしょうか?
そしてそれは、政治への無関心がなくなり、一人一人が積極的に政治に参加していくきっかけとなるような気がします。
きちっと払います。
でもちゃんと使って欲しいです。
おわり。
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