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2007/12/23

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メグロジュニアS7
明日はいよいよ楽しい楽しいクリスマス・イブです。
バイクマンもクリスマス気分一色!



と言うわけにはいかず、、、
相変わらず仕事です。



年末が迫ってますので、
やることがいっぱいです。
通常作業に加えて、
1 ゴミ捨て(産廃)
2 大掃除(工場汚いです)
3 年賀状書き(明日やります!!)
4 たまりにたまった会計仕事(やらねば。。。)

など、
時間との戦いです。
年末年始はなるべく預かり車両を工場に残さないように、
出荷も推し進めつつ日々作業をしていますが、
なかなか手が付けられていない車両がバイクマンには1台あります。

1960年製
メグロ・ジュニアS7

半世紀前のオートバイで、
博物館級の代物です。




11月末にお預かりした
このメグロ・ジュニアS7
おっかなくってなかなか手を付けていませんでしたが、
今日やっと手が付けられました。

キックを踏みおろすと
スッカスカです。
全く圧縮がありません。

予備電源をつないでセル(セル付!!すごい)を
始動してみるとクランキングはしているようです。
プラグを抜いてプラグホールをライトで照らして中を覗き込むと
ピストンが上下に動いているのが見えます。

キャブとマフラーをそれぞれ外し、
バルブの動きもチェック。
動いてますね。ちゃんと。

さて、圧縮不良。
圧縮がもれるところは
普通はバルブかピストンリングくらいです。

コンプレッションゲージを計ると・・・・
3kg以下で測定不能。。。


OHVのエンジンですので
ばらすのは簡単、ポコポコとパーツを外していきます。
ヘッドカバーを取って、シリンダーヘッドを取って
まずはバルブ部から圧縮漏れを起こしていないか確認。
エギゾースト側は当たりが出ていましたが、
インレット側がNG。
わずかに隙間が開いているのが確認できます。

まぁ、ほんの少しですので、
キックを踏み込んだときのあの圧縮のなさは
ここである可能性は低い。。。

少しクランキングさせて
シリンダー内壁を見てみます。

これも古いバイクですので、
多少縦キズが入っていましたが、
これもおそらく違う。
これくらいのキズだったらまだ少しは圧縮するでしょう。


もっと根本的に圧縮が抜けてしまう原因があるはずです。



シリンダーを外してピストンリングの点検、
と思いきや、











なんと














なんと














なな、なんと!















ピストンが割れてました・・・


こびりついたカーボンを落としてみると
こんなです↓

さらにこのキレツをたどってゆくと・・・

ピストンボスにまでヒビが入っています。



交換するにもパーツはありません。
四国にあるメグロの専門店
「ヨシカワオートクリニック」さんが
リビルト品を販売していますので、
電話で問い合わせてみましたが、
ピストン、ピストンリング共に完売。

横のキレツには目をつむり、
トップにできた亀裂だけをアルゴン溶接でふさげば
圧縮はでるでしょうが、
いずれキレツが拡大して、
ピストンまっぷたつになるでしょう・・・


K1のピストンはピストンピンの径が大きいので
使用デキマセン。。。

同サイズで使えるピストンを探すか
気長にヤフオクとかで中古パーツが出てくるのを待つか・・・


エンジン屋さんに明後日以降に電話してみて、
ピストン特注で作るか・・・
高そうだなぁ。。。


うーん、悩みます。



どなたかメグロ・ジュニアS7の
ピストン持ってないっすかーーっ!







と、
とりあえず年内出荷は無理そうですねぇ。。。
気長に直したいと思います。

明日は一日掛けて年賀状書きです。
おしまい。
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