いやー、持つべきものは友ですね。
先日書いた「差額特約」という任意保険の特約について
北九州に住むファイナンシャルプランナーの友人と
東京に住む保険代理店社長の友人から
それぞれご指摘(ツッコミ)を頂きました。
まず「差額特約」という名前、
各保険会社で呼び方がいろいろあるようで、
呼び方は統一されていません。
また、
修理金額100万円でもでるのかな的なことを書きましたが、
やはり修理金額にも上限があるようです。
おおむねどこの保険会社も50万円が上限になってるみたいですね。
そりゃそうですよね。
修理金額が無限にでるわけありません。
保険についていろいろ電話で話しましたが、
やはり損保系の保険のガイドブックの厚さは
以前の3倍増し。
説明することがあまりにも多いみたいです。
任意保険にご加入いただくとき、
重要事項ごとに説明して、
「確認シート」に署名を取るのですが、
確認シートに書かれているほんの数行の文章も、
ちゃんと説明しようと思ったら、
簡単に3時間くらい時間が要ります。
仮に全ての事項を説明して署名を頂いても、
お客さんにしてみれば、
聞きなれない用語のオンパレード
法律チックなものの言い回し、
翌日には半分忘れます。
3日後に覚えていられるのはせいぜい20%くらいでしょう。
繰り返して説明を受けたり、
自分で約款を読み返したりしないと
記憶は固定されず、
すぐに忘れてしまいます。
保険屋はそういった説明や用語を
日々使っているから忘れることはありませんが、
ほとんどの人にとっては加入するその日1日しか
耳にすることのない言葉です。
全て覚えられるわけありません。
そして万が一事故が起こってから、
「聞いた」「聞いてない」の話にならないように、
「確認シート」に署名するんですね。
確認シートがある事によって、
確かに説明する内容が把握しやすくなりましたし、
お客様にしてもきちっと説明を聞くことができます。
ま、しかし、
どちらかと言うと確認シートは
保険屋のための物のような気がします。
最近はネット通販による任意保険の
加入者が増えているようですけど、
あれなんて、まさに自己責任です。
「はい」をクリックする前に、
もう一度重要事項の説明や約款を熟読してください。
「はい」をクリックした瞬間にあなたは全て理解して加入した、
と言うことになります。まさに自己責任。
問題は保険の約款が複雑すぎること、
これに尽きます。
ちょっと話が飛びますが、
以前は携帯電話の料金体系も複雑でした。
しかし、保険の約款は携帯の比ではありません。
複雑怪奇、難しすぎます。
携帯は最近シンプルなプランが多くなってきましたが、
保険ももう少しシンプルになってもいい気がします。
保険の構造改革!
これができれば保険業界が一気に変わるんでしょうね。
おしまい。
|