金融庁は18日、自賠責保険の保険料を検討する自動車損害賠償責任保険審議会を開いた。交通事故による死亡者が減少し保険金の支払いが少なくなったため、保険料は1997年度以来、11年ぶりに値下げされる。
引き下げ幅は全車種平均で24・7%となる見通し。現行の自家用車1台の保険料は、2年契約で3万1730円(沖縄県・離島除く)。4月からは値下げして2万3000円前後となる見込み。
自賠責保険は自動車の保有者すべてに加入が義務付けられており、ガソリン高騰で負担が膨らんでいるマイカー利用者や運輸業界に歓迎されそうだ。
自賠責保険料は、過去の事故件数などを基に、将来支払う保険金を予測して算出する。加入者の幅が広く公共性が高いため、できるだけ低水準に設定することになっている。
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