整備の基本って何だと思いますか?
ずばり「見る」ことです。
そして今日やってしまいました。
先日入庫したジャイロX。
実はいただき物です。
廃車にするのももったいないと思って修理していたわけですが、
昨日エンジン組み終わりまして、
キャブO/Hして
エンジン始動。
問題なく始動して快調になりました。
エンジンが復活したので、
足回りの整備(Vベルト、ウエイトローラーの交換)
汚れまくったケースの洗浄
外装の磨き、などをしました。
いつものテストランコース
大体1週2キロくらいですが、
走行して、問題なし。
いやー、意外とあっけなく終わって良かった良かった
なんて思って、調子こいてもう1周回ろうとしたところで
エンジンストップ。。。。。
カキーンって音がしました
やばい音ですね。
キックしてみるとスッカスカ、圧縮ありません。。。;。;。
なんで?
がっくりした気分ですが、
再びエンジンバラします。
こんなんなっていました↓
ガビーン!!
新品のピストンが・・・・・
シリンダーにもキズが付いています。
もちろん社外品ではなく
純正品です。
こんなことがなぜ起こるのか??
やはり吸気ポートに何かが引っかかってキズが付いています。
社外品ならともかく、純正品ですから、
先日の日記で書いたようなこと↓は基本的にあり得ません。
http://www.thebikeman.jp/nikki/2008-01-21.html
シリンダーの吸気ポートをじっくり観察。
確実に何かがぶつかっています。
でも何か?
クランクケース内を懐中電灯で照らして
じろじろ見ていると
ケース内にも何かが当たったキズらしきものがあります。
クランクを手で回しながら更に良く観察すると・・・・・
ありました。
これです↓
何かの破片です。
大胆部ベアリングも破損していません
クランクベアリングも然り。
となると、
どうもピストンピンクリップの欠片のようです。
クランクケース内をブレーキクリーナーできれいにして
エアガンで清掃。
もう出てきません。
他店でピストン組んだ時に、
ピストンピンクリップを落っことしたか
そもそも、
ピストンピンクリップが破損したことが、
エンジン不動になった原因か、
今となっては分かりませんが、
ともあれ、
新品のシリンダーとピストンがわずか4キロでダメになりました・・・
約2万円の損失・・・・・・
私が組むときにクランクケース内を
ライトで照らしてくまなく点検すれば、
こんなことにはなっていませんでした。
整備の基本はやはり「見る」こと。
基本を怠ると痛い目にあいます・・・
トホホのホ・・・・・
また新品のシリンダーとピストン注文しなきゃ・・・
KN企画のシリンダーキット魅力的に見えてきた。
なんせ純正品の半値以下ですからね。
でもやっぱり純正品ですかね。
高いけど。。。。。
ピストンとシリンダー2組分の値段はきつい。
往復ビンタの刑です。
今日は愚痴でした。
おしまい。
|