この日記でもたびたび登場する中国か台湾のコピーパーツ。
スクーターの外装から、ピストン、シリンダー、マフラー、
ブレーキホースにな、な、な、なんと
ブレンボキャリパーなどなど、、、
もうブレンボって書いてますからね。キャリパーに。
すごいの一言。
バッテリーなんかはもうコピー天国状態。
「ヤフオクで買った」と言って持ってこられたバイクのほとんどに
この中国製バッテリーが入っている状態。
お客さんにもコピー物は品質が悪く、
使えるものは100万歩譲って良しとしても、
使えないものにお金をかけるのはいかがなものか、と
さんざん言ってきました。
代車として使っているアプリオやジョルノも
連続値上げのGSユアサのたっかーーーいバッテリーを
使っています。
途中で止まった、なんていったら嫌ですからねぇ。
修理車両を引き上げて、
貸し出した代車を引き上げて、
なんて言ったら効率が悪すぎます。
国産にこだわっている店主ですが、
先日、つい値段につられて買ってしまいました。
スクーターの外装5点セット。
純正品と値段を比較すると約3分の1です。
純正品で外装をそろえると3万円
コピー品だと9000円です。
エンジンや足回りなどは純正品を使ったのですが、
結構お金がかかってしまったので、
外装まで手をつけようと思うと、
売値が上がってしまいます。
「外装が汚いと売れないしなぁ・・・」
と思いまして、
外装は特に走りには関係のない部分だから問題なし!
と判断。
やってきた外装品の塗装は、
まぁ、まずまずで問題なさそうです。
プラスティックの素材が違うようですが、
ま、良いとしましょう。
もともと付いていた外装をちゃっちゃっと外して、
1時間くらいで仕上げるつもりで素っ裸にしました。
ところがっ!
ぜんぜんまともに付きません。
まず穴位置が違う。
カウルの爪の位置、太さが違う。
片一方をはまると、反対側が浮き上がります。
ヘッドライトカウルは形そのものが違うので、
下部分をカット、、、、
それでもつきません。。。。。
まともに付いたのはフロントカバーだけ・・・・
うーん、困った。
ひどいひどいとは聞いていたが、まさかここまでひどいとは・・・・
引っ張ったり、カットしてみたり、
加工してみてもどうしても隙間ができる。
何べんも付けたり外したりを繰り返していると
パキッと割れました。。。
もろい、もろすぎます。。。
さんざん苦労しましたが、
仕上がりがあまりにもひどいので、
あきらめて元の汚い外装(純正)に戻しました。
1時間で終わるどころか、
3時間くらい悪戦苦闘した挙句、
結局元の外装に戻したので、
作業としてはゼロです。
安いパーツとはいえ9000円します。
使えのなら、まだ良いのですが、
使えないパーツに9000円です。
どぶに捨てたようなもんですが、
うーん、これも勉強代ですね。
外装はこのままいこうっと。。。
そもそもパーツ代をケチったのがいけない。
パーツ代とあわせて3時間もの時間の無駄使いです。
もう泣いちゃいそうです。
後日、仕入先のパーツ屋さんに問い合わせたところ、
不具合の事実を知っておりました。
パーツ屋さんが作った外装品ではありませんので
構造的な欠陥に対する責任は
パーツ屋さんにはありません。
しかし、不具合を知っていながら、
「品質の良さは自負しております」と
謳って売っているんだから、たまりません。
もちろんさんざん加工してしまっているので、
返品もききません。
ああ、俺のバカバカ!
みなさん、高くても純正を買いましょう!!
おしまひ。
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