国民年金保険料のパート・アルバイトからの天引きが、
厚生労働省の未納対策で方針決定されましたね。
昨日のニュースはこちら↓
http://www.asahi.com/life/update/0416/TKY200804160350.html
来年度中にも実施し、
約60%しかない国民年金の納付率を
劇的に上げるようです。
国民年金保険料納付率の全国平均は2006年度66.3%、2007年度上半期61.1%である。また、納付を免除、猶予された人の分を除外せずに算出する実質納付率は2006年度は49%と初めて5割を切った(社会保険庁調べ)。つまり、国民年金加入者を全体で見た場合、実際に保険料を支払っているのは2人に1人いない。 |
ウィキペディアより抜粋↑
このニュースをラジオで聞いたときは、
また低所得者から金を巻き上げるんかい!
と思い、文句でも書こうかと思ったのですが、
良く調べてみると、どうもそうでもなさそうです。
ニュースによると
一部または全額免除の申請も
自動的に行なわれるようです。
以下の表を見てみましょう
()外は所得の目安
()内は収入の目安です。
|
全部免除 |
1部免除 |
1/4納付 |
1/2納付 |
3/4納付 |
4人世帯(夫婦・子2人) |
162万
(258万) |
230万
(354万) |
282万
(420万) |
335万
(486万) |
2人世帯(夫婦2人) |
92万
(157万) |
142万
(229万) |
195万
(304万) |
247万
(376万) |
単身世帯 |
57万
(122万) |
93万
(158万) |
141万
(227万) |
189万
(296万) |
厳密には所得の内訳や控除、扶養構成などの条件によって
違いますので、各自確認してみてください。
単身者で年収約300万円の人は
国民年月額14410円の3/4ですね。
今まは、免除申請をしなければ、満額の14410円でした。
今後厚生労働省が決めた方針が固まれば、
この免除申請も勝手に行なわれるわけです。
ま、それはそれで手間が省けて良いですね。
今回の厚生労働省の方針が実施されると、
パート・アルバイトの方からも所得税と同じように、
国民年金が天引きにされます。
払う、払わないに問わず、給料から天引きされるのです。
例えば、年収158万円のパート・アルバイトの方が、
今まで年金を故意に払っていなかったとします。
ところが、これから天引きが始まると、
1/4納付となりますので、
14410円÷4=3602円
毎月給料から引かれます。
年額で43224円です。
年収に対する比は約2パーセントです。
国民年金の支払いは国民の義務です。
日本で生活し生きていく以上、
共に差さえあって生きていかなければいけません。
人口比率が大きく変わり、
猛スピードで高齢化が進みますので、
負担額が増え、支給額が減るのはいたし方ありません。
そもそも少子高齢化が来ることは
ずっと昔から予想できていたことですので、
もっともっと早い段階から対策を取れていたはずだ!
という批判を除けば、
今回の厚生労働省の方針には賛成せざるを得ません。
結局は政治的な判断ミスが今の負担増を招いているんです。
ちょっと話は飛びます。
近い将来必ず来ると予想されている地球温暖化。
今、すでに穀物や揮発油などの値段が上がっています。
全てではありませんが、
この値上がりも地球温暖化の影響と考えてよいでしょう。
今はまだ値上がり程度で済んでいます。
すぐに生命に危険を及ぼすほどの影響は出ていません。
んが!
大規模な気候変動がやってきて、
世界中に難民があふれ出してから
過去の政治家を批判しても手遅れです。
年金問題についても
過去の年金対策の判断ミスが今の状況を生んでいます。
残念ながら、人類は本当の危機が訪れないと、
具体的な対応を取れません。
政治家も今政権をとりたいがために、
直近の問題を多く取り上げざるを得ません。
結局は票が集まらなければ、政権は取れませんからね。
地球温暖化
年金問題
鳥インフルエンザのパンデミック対策
今、やっておかなければいけないことはいっぱいあるはずです。
ちょっとの猶予もありません。
危機感のなさ、または無関心
政治家を選んでいるのも私たち国民です。
まず私たちが危機感を持ち、これら問題に
積極的に参加していく姿勢こそが大切なんだと思います。
本当の危機が訪れるその前に、
真剣に取り組まなければならないことを
考えるときなのかもしれません。
ま、その前にバイクマンの家賃払わなきゃ!!
現実は厳しいです。。。
電子基盤の話を書こうと思っていましたが、
ぜんぜん関係ない話を書いてしまいました。
電子基盤の話はまとこんど、、、
では!
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