長期預かりが3台あります。
CRF250RはエンジンO/Hで
なんとパーツがバックオーダーで11月20日まで
入ってきません。
エンジンバラバラで1ヵ月半放置。
XL250Sの事故車
ステムとFフォークのインナーチューブが既に生産中止で
仕方なくヤフオクで中古パーツを探しています。
ドカティー400SSの事故車
自爆で転んで右側面が大根おろし状態。
最悪なことにエンジン・クランクケースに直接ボルトでくっついている
サイドスタンドがクランクケースごともげています。
アルゴンで溶接できるかどうか・・・
アルミの鋳物は全体がキンキンにあったまらないと
くっつきませんので、オイルシール類が溶ける可能性も
あります。
別にサイドスタンドを作るしかないかもしれません。
修理の方向性が見えず、これも保留状態で長期預かり。
予約のオートバイは次々と入庫してくるので、
預かりスペースがパンパンです。
昨日の晩も仕上がったDT125Rを強制納車。
こちらの都合で納車させていただいておりますので、
もちろん無料です。
仕事はてんこ盛りで、やることはいっぱいあるのに、
どんどん効率が悪化しています。
修理待ちは50台に迫りそうな勢いです。
いやー、まずいですねぇ・・・・
というわけで、そんな長期預かりの1台CRF250R。
なかなか見れない画像をどうぞ↓
モタード使用のCRFなんですが、
スリックタイヤでサーキット激走中に
「カキーーーンッ!!」とロックして止まったそうです。
それにしても見事にバルブがピストンにめり込んで貫通しています。
ピストンも変形。
コンロッドが無事だったのが不思議です。
レースをしている人ですので、
オイルの管理はしっかりしているはずですが、
なんでこんなことがおきたのでしょう。
もともとCRFはモトクロッサーです。
アスファルトのサーキットを走るようにはできていません。
長時間・超高回転でエンジンが回り続けることを
予想して設計されていません。
もともとショートストロークで良く回るエンジンですが、
ロードのストレートなど、モトクロッサーで走ったら、
すぐに吹け上がり、全開必死です。
バルブがスプリングの力で戻るより早く、
ピストンが上がってきたというところでしょうか?
たぶんDOHCならこうはならなかったかもしれません。
ユニカムという特殊なヘッドで
インレットバルブはカムで直接バルブが駆動し、
エギゾーストバルブはロッカーアームを介して駆動します。
構造上、どうしてもエギゾーストバルブの動きが遅れてしまいます。
ま、ユニカムのおかげでヘッド周りが驚くほど小さく、
そして軽くできています。
重心が高くなりがちな4スト・モトクロッサーで
少しでも重心を下げるためにはとても有効でが、
ロードで全開走行するのには向いていないかもしれません。
いやー、それにしても最新式のエンジンはホントに小さい。
ピストンもほとんどスカートがありません。
4ストは進化し続けていますねぇ。
バックオーダーのパーツ納期が縮まって欲しい!!
今週も車検三昧です。
お店に居られる時間が貴重です。
サボらず頑張ります!!
では!
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