昨日の晩、店主が学生時代に働いていたキャンプ場の
集まりがありました。
つまりまくっている仕事をブッチ、
仕事を早々に切り上げて夜8:00にお店を出発。
久しぶりに主任さんや旧友達と再会して来ました。
皆それぞれ仕事があり、家庭があったりと、
生活環境はそれぞれ違いますが、
キャンプ場で働いていた当時と変わらず、
最高におバカで、最高に気のいい仲間です。
ものすごく体育会系なノリですが、
お玉(キャンプ場の名前)には長幼の序があるんですね。
長幼の序−
「年長者と年少者の間にある一定の秩序」のことですが、
年少者は経験・知識を積んだ先輩、年長者を敬い、
年長者は愛情をもって後輩達に指導し、お互いに尊重し合う。
長い間、日本で大切にされてきた儒教に基づく道徳心ですが、
「美しい国」作りを標榜していた自民党の“本丸”からも、
過去の遺物のごとく葬り去られてしまいました。
残念ながら、今ではすっかり聞くことのなくなってしまった言葉です。
終身雇用や年功序列もこの長幼の序に基づいた儒教の影響が
会社組織のあり方に現れていたのだと思います。
ところが、今ではすっかり実力主義が横行して、
年齢や経験を積んだことよりも
実力や結果だけが評価されがちです。
アングロサクソンで培われた実力主義は
さまざまな人種が国境を介して合理的に生活していくための
手段にすぎません。
日本のように海に面している国とは
歴史的背景があまりにも違いすぎます。
「和」を重んずる社会のほうが、日本人には合っていると
思うのですが、いかがでしょうか?
キャンプ場で働いていたのは
もう15年も前のことですが、
今でもこうして年に1回キャンプがあり、
皆忙しい中、時間を割いて集まれるのは、
主任さんを中心とした「和」の世界が
お玉にあるからだと思います。
今年のお玉キャンプでも
すばらしい仲間に囲まれて、
楽しい時間がすごすことができました。
感謝感激です。
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えー、話は変わりまして、
お玉キャンプから帰ってきたのが夜中の3時。
どうも運転中、車の中が臭い・・・・
別に屁をこいたわけではなく、
なんだか基盤が燃えているようなきな臭い匂いです。
どうも何か不調の前兆を感じていましたが、
ヘッドライト(ロービーム)が点かなくなってしまいました。
今日の夜に引上げがありますので、
ヘッドライトが点かないのは非常にまずいです。
一番臭いがきついところを点検してみました。
ここです↓
どうもハンドル部分からきな臭い匂いがしていました。
さらに一番怪しいハンドルスイッチ部をばらしてみます↓
右側ヘッドライトスイッチ部分↓
んんん・・・!?
あらら、接点が燃えています・・・・・
きな臭い原因はここでした。
接点を磨き、ゴミを取り除きグリスアップして組み付け。
無事にヘッドライトは復活しました。。。。
ああ、良かった良かった。
整備は「見て」「触って」「聞いて」「嗅いで」
時には「味覚」を使ってするんもんだ。
「五感」を駆使して「第六感」が生きてくる。
と、かつて整備の先輩が言っておりました。
「臭い」も診断には重要な手がかりなんですね。
かつての教えがなかったら、
今の私もありません。
アホほな私に愛想尽かさず指導してくれた先輩方が
いたからこそ、今こうしてバイクマンがあるわけです。
感謝のしようもありません。
「後輩が実力を持ってしまうと、
自分の仕事がなくなるかもしれない」
という保身から仕事の真髄を教えない、
となってしまうと、
長期的には日本の実力そのものが低下してしまいます。
島国日本が実力主義を導入し、
その結果として世界への競争力が低下した、
というのでは、本末転倒、全く意味がありません。
「長幼の序」や「和」世界観は
日本には必要だと思うんですけどねぇ・・・
いかがなもんですかね。
今日はおっさんの戯言でした。
では!
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