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ザ・バイクマン日記
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2009/02/18

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新婚旅行記(準備編)
お久しぶりです。店主の大谷です。
長かったようで、あっという間に3週間が経ってしまいました。
16日にカナダから帰国しまして、今日(18日)から営業再開です。
出国から帰国まで、
あんまりにも多くのできことが目白押しで
1回の日記では書ききれませんので、
何回かに分けて「新婚旅行記」を書いていきたいと思います。

また、3週間もお店を空けてしまい、
多くのお客様に大変なご迷惑をおかけしました。
私事で3週間もお休みしてしまいましたが、
ザ・バイクマン創設以来の不眠不休の3年間。
その3年間のお休み総数が60日にも達しておりません。
たまりにたまった有給休暇を消費させていただいたと
いうことでご勘弁くださいませ。
今日からまた心機一転、新生ザ・バイクマンとして
頑張っていきますので、
みなさまどうぞ、よろしくお願いいたします。






えー、さて、
新婚旅行です。
結局カナダを車で4000キロ以上走りました。
目的はカナダのイエローナイフという町で
オーロラを見る、というものです。
飛行機で行けば成田を出てバンクーバー乗り継ぎで
その日のうちにイエローナイフに行けますが、
そこをあえて、エドモントンから車で1600キロ走って
イエローナイフに向かいます。
はっきりいって時間もお金もかかりますが、
大陸の大きさや、気候の変化など、
大自然の力強さや匂いなどは、
地べたを這って移動しないとわかりません。
また、苦労してたどり着いた末に見るオーロラは
「連れて行ってもらって見るオーロラ」とは
一味もふた味も違うものになるでしょう。
ちょっと新婚旅行っぽくはありませんが、
きっと素晴らしい旅行になると思い、
2人で考えて車で移動することにしました。


さて、そんなサバイバル的な要素の強い
新婚旅行だったわけですが、
真冬のイエローナイフは寒い時には-40度を下回る日も
少なくありません。
カナダのノースウエスト準州に位置し、
人口はおよそ19000人足らず。
NW準州のほとんどの人が暮らしている州都です。
北緯60度を超えていて、北極圏からわずか400kmしか
離れていません。永久凍土の上に町があり、
どこまでも、どこまでも広がる大平原はまさに
想像を絶する世界です。

グーグルマップはこちら↓
http://maps.google.co.jp/maps?sourceid=navclient&ie=UTF-
8&hl=ja&rlz=1T4RNWN_jaJP310JP310&q=yellowknfe


そんなところへ車で行こうというので、
私もそれなりに調べてみましたが、
ネット上で検索をかけると
やはり私のようにレンタカーを借りて
イエローナイフを目指したいという人が何人かいて
スレッドが立ち上がっていました。
まぁ、いろいろ書いてありました。以下参照は抜粋です。
-----------------------------------------------
「貴方はカナダで運転歴は長いのですか?
慣れていないと危ないです。バスで行った方が無難では?」

「カナダの運転数回、レンタカー、まさに自殺行為
考えが甘過ぎる、死にますよ、あっという間に凍って。
吹雪、雪崩にもあう危険、冬の激寒に慣れていても危険なのだから、
準備はエンジンヒーターだけではないですよ。
防寒具(車の中での)、ローソクやブランケット、食料などなど
ニュースを四六時中聞いて、天候、道路状況を確かめて指示に従わないととんだ迷惑をかけることにもなります(レスキュウ捜索隊が出動するから)。そんな思いして行くところではないです。
エアーかバスにしなさいよ、死ぬ覚悟なら別だが。」
「ところで、いつまでクチコミ情報を集めたら計画が立つとお考えですか?

自力で調べた情報には何がありますか?
雪道や凍結路のドライブについて何か勉強しましたか?
旅行プランはいつ立てるのですか?
行くか行かないかすら未定なのではありませんか?
ヘイリバーの人に自分から連絡するわけでもなく、あちらからコメントが付くのをただ口をあけて待っていませんか?
気象情報やロードアシスタンスすらご自分で調べておられないのに、どうして吹雪の中で身を守れる自信があるのでしょうか?

「細心の注意と最大の安全対策を怠らないよう準備は万全に整える」
方であれば、まずはご自分で立てた叩き台のプランがあるはずです。
防寒着やらマイル制限やら、イロハのイから他人に教わっている状況では、とても万全とは言えません。

今のままではトラブルが起こっても「知らなかった」事ばかりで、間違いなく周りに迷惑がかかります。素直に飛行機なりツアーなりをお使いなさい。」
-----------------------------------------------------------------

と、まぁ、こんな感じで
とっても悲観的な情報が目白押し、
何社かの旅行会社の人に
冬にイエローナイフまで車で行って人がいるか
問い合わせて情報を聞いてみましたが、
どこの旅行会社も「そんなことをした人は知らない」と
いうことでした。

ムムムムム・・・・・

ますます燃え上ってきます。

んが、

正直悩みました。
自分1人なら、迷わず個人旅行の冬季ドライブで
即決定なのですが、
今回は新婚旅行ですので、
嫁の安全を何としても確保しなければいけません。
安全で確実なパックツアーもいっぱいありますし、
正直一瞬そちらに傾いた時もありました。

しかし、しかし、

現地に行ってもいない。
やれるかどうかも試してもいない。
前人未到の地に行くわけではなく、
現地に普通に生活している住民だっているわけです。

なにもしないであっさり諦められません。
考えられるすべての準備をして
実際に現地に行って情報を集め、
もし、本当に困難と判断したなら、
その時やめても遅くはありません。
エドモントンでもどこでも、
飛行機やバスなどの公共交通機関に
切り替えればよいだけです。

一番いやなのは、
何もしないで簡単に諦めてしまうこと。

それに、
ネットに出ている様々な情報、特に上記に挙げたような
書き込みのBBSなんかは、
実際にイエローナイフに冬季車で行ったことのない人が
”良かれと思って”書き込んでいるものばかりです。

実際にイエローナイフという州都になる大きな町があり、
生活している人がいる以上、
物資の輸送が必ずあり、トラックやトレーラーが
真冬でも走行しています。
また、当たり前ですが「道」があるのです
道なき道を進むわけではありません。


悪天候などによる日程変更に
十分なマージンを取れば、
必ずできるはずです。


ということで

「安全」をテーマに以下計画を立てました。

 全旅行日程 1月30日出国、2月16日帰国、合計18日間 
 移動区間  エドモントン〜イエローナイフ間片道1600キロ
 移動日数 片道4泊5日でイエローナイフ着
往復に10日間を準備
その他情報収集や現地での物資調達
予備の日数として6日間を用意
2日間はほぼ移動の飛行機
全日数18日間
移動計画 1日目 エドモントン→ピースリバー
2日目 ピースリバー→ハイレベル
3日目 ハイレベル→エンタープライズ
4日目 エンタープライズ→フォートプロビデンス
5日目 フォートプロビデンス→イエローナイフ
 レンタカー車種 たとえ高くとも絶対4輪駆動車、冬季使用
ブロックヒーター完備、スノータイヤ装着 
 レンタル期間 14日間 
 装備品 スコップ(雪かき用)
アイスピック(氷砕きよう)
はけ(フロントガラスの雪用ブラシ)
ブロックヒーター用延長コード
予備のバッテリー
牽引ロープ4m
ロウソク6時間用×12個
ロウソク立て
ファーストエイドキット
予備のウインドーウォッシャー液
ジェリ缶(20リットル)
水5リットル
ジュース2リットル(リンゴ100%)
予備の防寒具
  スノーフェース極北使用のジャケット
  オーバーパンツ
  大きめの防水・防風用のポンチョ
食糧(チョコや飴、インスタント食品など3日分)
テント(シェルター用として)
シェラフ2個(ブランケットの代わり)
キャンプ用ガソリンストーブ
コッフェルその他キャンプ用品一式
 着衣 スノーブーツ
スキー用グローブ
ダウンジャケット(インナー、アウターとして使用)
ユニクロ・ヒートテックインナー
フリースジャケット
トレーナー
防寒インナー着上下
厚手の靴下2枚重ね
耳までかぶるニット帽
フェイスマスク
ネックフォーマー
 その他の装備  温度計
携帯電話
ロードマップ
予備のロードマップ
海外旅行損害保険加入
使い捨てない炭を燃すカイロ
  燃料用の炭スティック18日分
普通のカイロ
靴下用カイロ

とまぁ、こんな感じです。
(実際にはこれより多くの食料を積んで走っていました)


冬のカナダドライブについては
カナダ政府がリーフレットを出しています。↓
http://www.canadianrockies.net/howto/winter-driving.pdf

カナダ政府が推奨している装備品に加え、
最悪車を放棄しても3〜4日の間は
生きていける装備を追加しました。
道から外れなければ必ず誰か通り助けが呼べます。
また、国道以外は絶対に入らない、というルールと
携帯のメールが可能なところもありますので、
可能な限り両親にこまめに連絡を入れるようにしました。



前例もほとんど見つかりませんでしたが
何人かは冬のイエローナイフに車で行った人が
ネット上で発見できました。
比較的簡単に行けたという話もありましたが、
あくまでもネット上話です。
本当に必要な情報は、現地で収集するのがベストです。

今回は相当気合いを入れて
考えられるあらゆる手を尽くしました。


ということで
前置きが長くなりましたが、
いよいよ新婚旅行の始めりです!!

    上空から見下ろすカナディアンロッキー


   乗り継ぎのバンクーバー国際空港にて


    大好きなジャンクフード天国だぜ!!

旅はいよいよ始まりでっす!!
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