車検を通すために、
さまざまな車検対策をします。
一番多いいのはマフラーです。
最近のバイクは環境問題の観点から、
さまざまな排ガス浄化装置が取り付けられていますが、
マフラーやサイレンサーの中に、
三元触媒（キャタライザー）が
入っているものがあったり、
エキパイ付近にエアーを取り込む
エアーインジェクションなどが取り付けれらています。
２０００年の何月か忘れましたが、それ以降のモデルは
排ガス規制の対象車となり、車検の際に
排ガス検査を受けなければなりません。
ノーマルマフラーの中にキャタライザーが入っている物を
社外品のマフラーに変える場合、
「排ガス検査証」がない物は車検に通りません。
ノーマルマフラーは捨てずに取っておいきましょう！！
自分のバイクがキャタライザー付きなのかわからないときは
陸運局に聞くと、全車両のデータを持っていますので、
教えてくれます。
次に多いのが保安部品。
とくに多いいのがウインカーやヘッドライト、
テールランプなどが保安基準に合わないものが結構多い。
まずウインカー。
色はオレンジのみでその他の色はNG
クリアレンズはOKですが、
その場合はオレンジバルブに変える必要があります。
点減回数は１分間に６０回～１２０回。
点減回数を変化させるコントローラーを付けている人もいますが、
回数を変化させる装置を付けると、それだけで車検に通りません。
そして、重要なのがウインカーの面積です。
正面から見てレンズの面積が小さすぎるものはNG
確か7ｃｍ²以上だったと思います。
貼り付けのウインカーをカウルなどに張り付けている人がいますが、
横向きでは面積を満たしていても、正面から見たときの面積が
問われますので、、要注意です。
まだあります。
フロントウインカーは中心間の距離が30ｃｍ以上離れていること
リアウインカーは中心間の距離が15ｃｍ以上離れていること
左右対称に取り付けれれていること。
ウインカー１つ取ってみても
これだけ多くの基準があります。
ウインカー以外にもテールランプやナンバー灯などにも
事細かに規定があります。
今度ちゃんとページを割いて作らないといけませんねぇ
なぜここまで細かく規定されているのか？
それは自分の安全はもちろん、
他者への安全を確保するために
多くの規定が設けられているわけです。、
街を走っているバイクを見ると
この保安基準に合っていないものが
結構あるわけです。
ウインカーをクリアレンズでクリアーバルブを付けている人、
多いと思います。
テールランプも同様です。
後ろから見ていると眩しいです。
もし、不幸にも事故を起こされたとき、相手方が
「ウインカーが橙色（オレンジ）だったら事故は起きなかった！！」
なんて言われると不利になりまし過失も増えます。
他の人のバイクとは違う、自分オリジナルのバイクに乗りたい！
という思いは私も一緒ですが、
保安基準を守ることは、
自分の行動を他者に正確に示すための最大の手段です。
ここの統一性が失われると、運転していて
周りの車が何をしたいのかわからなくなってしまいます。
たとえば、
テールランプをクリアーなんかにしている人が多いと思いますが、
後方を走っている車の人が、前方の車のテール回りが
クリアーに点灯するのを見て、
なんでいきなりバックしてくるんだ！！！
と勘違いして急ブレーキ、
結果玉突き衝突などが起きた時、
責任取れますか？？
保安基準は自分の安全はもちろん、
他者への安全配慮から定められている
意味合いが大きいのです。
オートバイと言うのはどこかアウトローで
一匹オオカミ的なワイルドなイメージが魅力の１つだと思います。
。
ジェームス・ディーンしかり、
ピーター・フォンやデニス・ホッパーしかり。
いつの時代もオートバイはカッコイイ乗り物です。
自分だけのオリジナルバイクも良いですが、
自分以外の人の安全を脅かしてはいけません。
保安基準はしっかり守りましょう。
ウインカーを他人とは違うオリジナルのクリアーにするよりも
人真似人生でない
自分自身のオリジナルの「人生」を歩むことのほうが、
ウインカーをクリアーにするよりはるかにカッコイイと思いまよ！
保安基準はこちらを参照！！
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S26/S26F03901000067.html
ちなみに、ウインカー（方向指示器）は４１条です。
では！
|
