先日点火不良でべスパ50Sをお預かりしました。
懐かしいですねぇ、50S。
15年くらい前はちょっと流行りましたね。
松田勇作さんが「探偵物語」で乗っていたのもべスパでした。
私も15年ぶりくらいに触りました。
パーツもなかなか手に入りにくくなっているようで、
購入したお店に修理に出そうとしたら断わられたそうです。。。
ま、もともとシンプルな構造ですので、
なんとかなるかと思ってお引き受けしました。
点火不良の原因は
ステーターコイルの断線でした。
配線を作り変えると、
しっかりと火花を飛ばしてくれました。
さて、今日のお題は「シンプル」です。
このべスパ50S、とーーーーーってもシンプル。
ビックリするくらいにシンプルです。
バッテリーなし。
メインキーなし。
オイルポンプなし。
ポイント点火
キャブにスロージェットなし。
こんなんでいいのか?と言うくらいにシンプルな構造です。
現代のスクーターとは比較になりません。
どれくらいシンプルか?
ちょっと参考までに50Sの配線図を見てみるとわかりやすいです。
50S配線図(PDF)
いかがでしょう?
何にも付いていません。
至極簡単。
続いて
フォルツァZ ABSの配線図はというと・・・
フォルツァZ ABS配線図(PDF)
何と言う配線の多さでしょう・・・
同じスクーターとは思えません。
オートバイはどんどん進化しているんですね。
オートバイの配線や構造は複雑化の一途ですが、
人生はシンプルに、そして楽しく行きたいですね!
べスパ50Sはそんなシンプルな人生と一緒に走りたくなる
相棒なのかもしれませんねぇ。
べスパ(特にビンテージ)が好きな人の気持ちが
わかったような気もします。
シンプル イズ ベスト !!
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