２００５年のザ・バイクマン日記に登場した
世界一周ライダーのライダーゆきちゃん。
http://www.thebikeman.jp/nikki/2005-10-26.html
（過去の日記↑）
なんと、地球２周目完了です！！！
地球２周、２６万キロを足かけ５年かけて
走ってきました。
昨日の夜ザ・バイクマンに遊びに来てくれました。
今日は原付バイク（50ｃｃ）で世界一周＆日本一周、
電動バイクで世界一周をした、
藤原かんいちさん宅へ行くそうです。
かんいちさんのオフィシャルホームページは↓
http://www.kanichi.com/
今しがらザ・バイクマンから颯爽と出発しました。
いやー、バイタリティーの塊です。
見習いたい。
ライダーゆきちゃんとは
１９９６年オーストラリアのシドニーで出会いました。
「東京ビレッジ」と言う日本人がたまっている宿があって、
オーストラリア一周に向けてお互い旅の準備をしていました。
「旅人の 怪我と弁当 自分持ち」ということで
アウトバックで自力でパンク修理ができるように、
彼女は一生懸命タイヤレバーを使って
タイヤ交換の練習をしていたものでした。
レバーでチューブをひっかいてパンク。
また取り外してパッチ修理。
入れるときに、またレバーでチューブをひっかく、という
工程を何回も何回も繰り返していました。
パンク修理が相当好きなんですねぇ・・・ ははは・・・・
そんなライダーゆきちゃんも、
今ではフロント２０分、リア小１時間で修理できるように
なったそうな。
昨日は一晩中旅の話で盛り上がり、
深夜まで語り明かしました。
今は当時と違ってあらゆる情報がインターネットで
簡単に手に入りますので、
旅の仕方自体も大きく変わってきたそうです。
昔は旅先で出会った同じ旅人から、
また、
現地の人たちから情報を得ていました。
今では情報はすべてネット経由。
ま、便利は便利ですが、
ネット上の情報で有用な情報ってのは
意外と少ないものです。
ああでもない、こうでもない、と旅の情報を書いている人もいますが、
実際に行ったことのない人が書いていることがほとんど。
書き込みをしている人の情報源もネットです。
やはり現地の情報は現地の人から聞くのが一番です。
ネットはあくまで参考程度と考えるのが良いかと思います。
そして、ネットで調べすぎるのも考え物です。
たいていは大上段に立って「おやめなさい」とか「自殺行為です」
とか、ネガティブな情報が多い。
調べれば調べるほど不安になるだけです。
旅で失敗した話とか、事故をした話とか、
はたまた、犯罪に巻き込まれた、みたいな話は
書き手としてもとっても書きやすいわけですが、
一方で
なんら問題なく旅を終えた人は
ネットで調べものなんてそもそもしませんし、
書き込みもしません。
ネットの旅情報ってのは相対的に
「大変だった！」という話が多くなるわけです。
それを見た人が老婆心から「おやめなさい」「自殺行為です」などと
さらに書き込みをするわけです。
旅なんて計画通りにいくことの方が稀有なわけです。
人生と一緒です。
失敗を極端に恐れる国民性も大いに関係あると思います。
失敗する前にとことん調べる。
慎重なのは良いことですが、
先の読めない旅という工程はあまりにも
不確定要素が多すぎて、
考えれば考えるほど、不安ばかりが出てきてしまうものです。
先が見えないからこそ旅なんです。
そこが楽しいし、ワクワクするし、
何といってもそこが旅の醍醐味だと思います。
私が２年前にカナダのイエローナイフに冬季、車で行った時も
出発前にネットでいろいろいらべましたが、
まぁ、ネガティブな情報の多いこと多いこと。
カナダの日記は下記↓
http://www.thebikeman.jp/nikki/2009-02-18.html
http://www.thebikeman.jp/nikki/2009-02-19.html
http://www.thebikeman.jp/nikki/2009-02-20.html
http://www.thebikeman.jp/nikki/2009-02-23.html
http://www.thebikeman.jp/nikki/2009-02-25.html
http://www.thebikeman.jp/nikki/2009-03-01.html
結局、ネット上の下馬評とは裏腹に
なんら問題なく旅を終えることができました。
（ま、少々問題はありましたが・・・・）
最初から情報を完璧にそろえられたとして、
確実に安全を確保されたとしたら、
そんな旅をしたいでしょうか？
そんな旅がおもしろいでしょうか？
現地で人と人とがであって、
計画が変わっていくことこそが
楽しいものだと、私は思います。l
ライダーゆきちゃんと喋っていると、
旅ごころがふつふつと湧いてきます。
いいなぁ、うらやましいなぁとも思いますが、
ザ・バイクマンがありますからね。
本当に海外に行ったりする旅はなかなかできませんが、
ま、人生そのものが旅みたいなもんです。
将来どこへ行くかもわかりませんし、
何をしているかもわかりません。
たいだい、９６年にオーストラリアを走っていたころ、
まさか１０年後に自分がバイク屋を開いているなんて、
到底想像もつきませんでした。
想像もできないことがこの先もいっぱいあります。
これってまさに旅と同じ。
だから今も旅の真っただ中！！なんですね。
そう思うと毎日がワクワクです。
ゆきちゃんは今後パラグアイで一旗揚げるそうです。
いやー、本当にアクティブ。そしてとってもポジティブ。
こんどはいつ会えるかなぁ
ザ・バイクマン、パラグアイ店でも出しますか！
ネット（バーチャル）より、リアル（現実）のほうが
１０００万倍面白いし、スリル満点です。
若者よ旅に出よ！！
おしまい。
追記（2011/02/19）
「英語ができないフランス語ができないどと言っていたら
一生外国などいけないのだ。
男は、一度は体を張って冒険をやるべきだ」
植村直己（冒険家・登山家１９４１～１９８４年）
ゆきちゃんは女の子ですが、
男女は関係ないですね！
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