いよいよやってきました。
確定申告です。
税務署は大混雑ですねぇ
さて、サラリーマンの方には縁遠い確定申告ですが、
みなさん、自分がいったいいくら税金を払っているか
ご存知でしょうか?
私のような個人事業主で青色申告をしている人か
当然ですが、会社組織の法人格者、
その中でも会計のお仕事をしている人は
自分がいくら税金を払っているのか明確のはずです。
しかし、
普通の会社にお勤めの方は
源泉徴収で給料から税金が天引きされていますので、
なんやわからないうちに税金を払っています。
どうも税金を納めている自覚が芽生えにくい。
給与としてもらっているいわゆる「収入」から
必要経費を差し引いたものが「所得」となり、
さらにそこから基礎控除や社会保険料控除、扶養控除などを
差し引いて課税所得額が決まります。
このところの政府与党の考え方は
法人に寛大に個人に厳しく、という税金体系にシフトしています。
個人に対する税負担が大きくなると思われます。
ま、今は与党も内部分裂、野党も反対ばかりで対案も出さない
という、なんとも情けない状況ですから、
先行きは全く不透明です。
いずれにしても税収はわずか40兆円。
歳出は90兆円ですから
税収は圧倒的に足りていません。
法人税を安くして企業の海外流出をおさえ、
出来れば海外からも企業を呼び込んで法人税を増やしたい。
また、個人からも今よりも厳しく税を取りたい。
と、まぁそう言うことです。
歳出カットについてはそれほど議論が進んでいないようですが、
この辺のことは前回の日記↓
http://www.thebikeman.jp/nikki/2011-01-29.html
で触れていますので、参照ください。
と、確定申告の話に戻します。
先述の通り、一般サラリーマンの方で
確定申告をしたことがない人と言うのは
いまいち税金を納めている自覚が芽生えにくい。
原因はやはり「天引き」です。
天引きされるとどういう仕組みで税額が決まっているのか
はっきり言って良くわかりません。
私も遠い昔のサラリーマン時代は、
はっきり言って良く分かっていませんでした。
なんで会社が個人の確定申告を変わってやってくれるのか?
なぜそこまで
会社が人件費を費やしてまで行わなければいけないのか?
サラリーマンの方も全員確定申告を個人で行う仕組みの方が、
税負担の割合や、税金を納めている自覚が芽生えるように
なると思います。
自分が汗水たらして、必死になって働いたお金が
一体どういった形で税金となっているのか、また
その税金がどのように使われるのか、
真剣になって考えるようになると思います。
わけのわからない天下り法人や、
毎回言っていますが、
政治家や官僚の浮気相手のマンションの賃料などに
使われたら、激怒を通り越して、もうクーデターものです。
税金はしっかりと国民の役に立つ物に使われて然るべきです。
しかし、どう言う形で税負担をしているのか
よくわからないという状況はでは
なかなかシビアに見るチャンスがない。
オーストラリアやアメリカなどのように、
サラリーマンでも個人で確定申告をするようにしたら、
税負担のあり方や、税制度の仕組みなど、
広く国民に理解されるようになると思います。
間違いなく、今よりも政治に関心を持つ人が増える筈です。
先日チューリッヒ大学の学者たちによって
民主主義国家30カ国の「民主主義の質」が評価され、
そのランキングが発表されています。
1位はデンマーク。
さて、日本は何位だったのでしょうか?
1位デンマーク
2位フィンランド
3位ベルギー
4位アイスランド
5位スウェーデン
6位ノルウェー
7位カナダ
8位オランダ
9位ルクセンブルグ
10位アメリカ
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18位オーストラリア
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25位日本・・・
と、なんと30カ国中、25位です。
理由は国民の政治参加率(投票率)の低さ。無関心。
サラリーマンを含んだ全国民が
個人で確定申告をするようにするだけで、
この無関心からくる投票率の悪さは改善されるように思います。
自分が納めた税金が何に使われているのか?
今よりもっと明確になると思います。
バイク整備をする上では
ボルトやナットがいくらするのか?
1本1本明確に整備明細書を作りますが
税金に関しては
納めた後、何に使うのかの明細書はくれません。
ま、自分で国家予算などを調べたり、
情報公開法に基づいて請求すれば
わかるかも知れませんが、
なかなかそこまでする人はいません。
年に1回確定申告があり、
実際に自分の財布から現金を納付書とともに郵便局に納めると
この疑問がふつふつと湧いてきます。
汗水たらして頑張って働いたお金が
無駄に使われるようなことがあれば・・・・
怒るでしかし!!
確定申告の完全個人化!!
簡単なことだし、会社も負担が減ります。
また、政治的無関心も改善される。
ま、でも確定申告はやはり面倒くさいです、ハイ。
平成22年分の所得税の確定申告の相談及び申告書の受付は、
平成23年2月16日~3月15日までです。
忘れずに申告しましょうねぇ
書類がいっぱい。
うーん、めんどくさいけど、頑張ります。 |