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2011/08/18

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2000キロ・ツーリング
気仙沼偏
何トンあるか全く想像もできませんが、
おそらく1000トン級の舟が、
街の真ん中に突然現れました。

こんな大きな船が津波で街の真ん中まで流されたとは・・・
津波の破壊力がいかに大きかったか舟が物語っていました。


ちょっと高台に上ると、
津波のよる被害があるところ、ないところとの
境界線がはっきりと分かります。
津波によって全壊した家屋の隣
ちょっと高低差がある高台の家は
全くの無傷。
地震による被害よりも
津波による被害が桁違いに大きい。


気仙沼の港町は、震災から5ヶ月も経っていると言うのに
全くといってよいほど復興していませんでした。
グーグルマップのストリートビューを見ると
かつての平和な気仙沼の様子をうかがい知ることができます↓

大きな地図で見る



現在は道にあった瓦礫や車は脇に寄せられ
車がかろうじて通行ができるようにはなっていましたが、
それ以外は全くの手付かず。

戦争でもあったんじゃないかと思うくらいの壊滅的なダメージでした。
いや、むしろ戦争による破壊のほうが、
復興が進んでいたのかもしれません。
なんと地面そのものが数メートル沈んでいました。
かつて埠頭があったであろう場所に行くと、
地面と海面がほぼ面一。


道路わきにはたくさんの土嚢が詰まれ、
海水の流入を抑えていましたが、
満潮時にはおそらく海に飲み込まれるでしょう。

ところどころに海水の水溜りが点在していました。

1000年に1度と言われる震災があり、
そのわずか数分後に超巨大な津波に襲われた。
何万人という人がこの港町で平和に暮らし
そして働いていたわけですが、
一瞬で津波が全てを持っていった。
津波に飲み込まれ多くの人が帰らぬ人となり、
また火災で街は火の海となり、多くの人が火災で亡くなった。
3月11日。
町中が業火に見舞われている気仙沼の映像を
テレビのニュースで見ていましたが、
その時の映像が頭に浮かびました。
破壊された街に実際に立ってみると、
津波、そして業火、
かつての悲惨さが、
リアルに想像できました。


かつてこの港町に住んでいた人達は
今どうしているんだろうと空を見上げると、
太陽を背にして、カモメが悠々と青空を舞っていました。




「自然の前で、ヒトがいかに小さい存在か分かったか?」


カモメが語りかけているようでいて、
そして、あまりにも残酷で涙が出ました。




本当は気仙沼から海岸線を上がり、
釜石市まで行く予定でしたが、
もう、これ以上見ることができませんでした。




地震に対する備えは各人で可能ですが、
津波に対する備えは、一体どうしたらよいのでしょう。

大きな堤防も役には立ちませんでした。



関東でも地震の直後に海水が引いて
江ノ島が一瞬陸続きとなりました。
幸い大きな津波は関東に来ませんでしたが、
もし、東京湾や相模湾に気仙沼級の津波が来たら
そう思うとぞっとします。

歴史を見ると、かつて鎌倉の大仏は津波の被害を受けています。
結構海から離れているように思いますが、
あんなところまで津波が来たようです。

羽田空港や首都高速、
お台場などの湾岸地域、
東名高速や新幹線など、
東京湾から相模湾、東南海には
日本の大動脈もあります。
人口密度も東北の比ではありません。
何と言っても首都・東京があります。


いずれくるとされている関東大震災や東南海地震。


一体どうしたらいよいのでしょう?




カモメはゆっくと弧を描き大空を何も言わずに舞っていました。


おしまい・・・
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