27日、大阪ダブル選挙で「大阪維新の会」が圧勝。
大阪都構想と教育基本条例制定に拍車がかかる。
西が大きく動き出しました。
大阪府と大阪市がダブって似たような政策を行なう無駄を
徹底的に排除し大幅な経費削減を目指す。
「職員の給与体系も体質も変えていく。
民意を無視する職員は市役所から去ってもらう」と橋本さん
たいへん強気です。
いち弁護士タレントだった橋下徹という人間が
大阪府知事となり、市長になり、
大阪の構造そのものも変えようとしている。
景気低迷が続く日本。
多くの企業が本社機能を東京1本へと動く中
大阪は特に閉塞感が強い。
そんな状況の中、
少々やんちゃで荒っぽいところがあるけど、
強いリーダーシップで元気な大阪を取り戻して欲しいという
民意の現われなんだと思います。
大阪都構想が実現することで
徹底した無駄の排除を行なうと、
今までの既得権益やヒエラルキーが大きく変わります。
既得権益に乗っかって生きたきた人達からは
猛烈な反発が予想されます。
以前の2011/1/19の日記「格下げAA-」
http://www.thebikeman.jp/nikki/2011-01-29.html
でも書きましたが、一般サラリーマンと
国家公務員、地方公務員の平均給与の額には
びっくりすると程の差があります。
この辺の是正を大胆に行なって欲しいものです。
しかし、
もし、自分や自分の親兄弟が公務員ならどうでしょう?
高い給与や恩給があることが生活の前提で、
家を買い、車を買う。子育てや教育資金も
当然その給料から出ているわけです。
橋下さんが徹底した姿勢で無駄削減を推し進め、
彼等の給料がいきなり民間レベルに落ちたとします。
住宅ローンは当然払えなくなりますし、
今までの生活レベルを維持することはできなくなるでしょう。
ちょっと可哀想な気もしますが、
それでも路頭に迷うことはありません。
現在、生活保護を受けなければ
生活そのものができない人が大勢います。
生活保護を受けながらも、
税金だけはしっかりと徴収されているわけで、
そんな彼らの血税の一部が
民間の給与体系を大幅に上回る国家公務員や地方公務員の
給料となっている現実を鑑みれば、
どちらがより救済されなければいけないか?
答えは明白です。
今回のダブル選挙で大きく躍進した大阪維新の会。
投票率はは60%を超え、
非常に高い関心があったことの証明なわけですが、
投票率が上がると既存政党が負ける、という構造が
現在の政治体質のそもそもの問題点であるようにもお思えます。
若い人はどんどん政治に関心を持ってください。
今投票に行かないと、おっさん・おばさん・高齢者の
意見だけが政治に反映されます。
それは、将来若者世代の負担が増えることにつながりかねません。
正しい利益分配への再構築は。
既得権益ヒエラルキーの改革です。
反発は避けられません。
しかし、反発を恐れていては何も変わりません。
ぬるま湯につかったままでは、
泥舟は沈んでいくだけです。
たまごの殻は割らなければおいしいオムレツは作れません。
西が大きく動き始めました。
国政にも影響が出ることは必至です。
今後の橋下さんの動きに注視ですね。
おしまい。
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