1997年
無給油区間約800キロ
オーストラリア大陸の南、
ナラボー平原を東西に貫くレールウェイ沿いを走る
ナラボーレールウェイ走破を目指して
私とゴリラーマン(あだ名です)の2人は
東側の町グレンダンボでタイヤ交換など、バイクの整備を済ませた後、
ナラボー平原を西に向かい
赤い砂のブルダストを巻き上げて走っていました。
すると、前方で停車しているバイクが2台、TT250Rと
もう一台はなんの車両か忘れましたが、125ccのオフ車
どうやらTT250Rのフロントタイヤがパンクしたようで
チューブ交換をしていました。
日本人の2人組。
ナメさんと。。。うーんもう一人の名前は・・・ど忘れしました・・・・
この時がナメさんとのはじめての出会い。
その後ナラボーレールウェイのちょうど中間地点の町クックまで
4人で走り、そこで125ccオフ車さんは国道1号へ南下。
クックから先、次の町のカルグーリまで無給油区間約800キロを
ナメさん、ゴリ、私の3人で走りました。
360度まっ平ら。
さえぎるものは何もありません。
夜になると、地平線ギリギリまで星が瞬いて、
そりゃもうすばらしい風景が広がります。
そのTT250Rが今、ザ・バイクマンに入庫しています。
オーストラリアで新車購入したTT250R。
現在走行8万キロくらい。
復活整備です。
整備を進めていくと、車体のいたるところに赤い砂。
エアクリーナーボックスにも、レギュレーターのフィンにも
CDIユニットの裏側にも、赤い砂、赤い砂、赤い砂。
ああ、このバイクと一緒に走っていたんだなぁ・・・
なんだか武者震いが起こります。
ナラボーを一緒に走っていた記憶が一気に蘇ってきます。
いやー、たまらん。
また走りにいきたいですねぇ
冒険心がふつふつと沸いてきます。
おしまい。
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