昨日ダルビッシュ投手の
テキサスレンジャーズへの移籍の決まったわけですが、
野茂さんから始まったメジャー移籍で
多くの一流選手がどんどんメジャーに流れていきまねぇ。
私は特別野球好きというわけではありませんが、
一流選手がどんどん海外へ移籍してしまうのは
なんとなくではありますが、気になります。
税収という側面から考えると、
ダルビッシュさんのような高額納税者が
海外へ移住することは
球界はもとより、日本の経済にとっても大きな打撃です。
消費税増税を「ネバーネバーネバーギブアップ」
「不退転の決意」で断行していく野田総理なわけですが、
消費税増税の影に隠れて
高額所得者への所得税増税
また、法人税増税、相続税増税と
プライマリーバランスを欠いた日本の財政健全化へ
一気に増税の波がやってきます。
消費税を除けば、
他の増税に逆進性はありませんので、
基本的には持っている人から多く取ろう!という
ま、そうゆうことなんだと思います。
しかしながら、「お金を持っている人」からの税収を
素直に期待してよいのか?いささか疑問です。
もてる者から税金を徴収するためには
もてる者が日本に住んでいるという条件が付きます。
ダルビッシュさんのように
海外へ移転されてしまうと、
いくら増税したところで、徴収はできません。
日々の生活に困り、海外移住などという選択肢をもたない
一般の人は日本にとどまり続けますが、
もてる者は個人・法人とも海外へ移転して
日本の高い税率から逃れることができます。
いわゆるキャピタルフライトが起こる土壌は
もう既に出来上がっていますので、
そのきっかけさえあれば、一気に資本の海外流出が始まります。
法人税率の高い日本から法人税率の低い国へ
相続税の高い日本から低い国へ(相続税なしの国も多い)
それらの動きに合わせて優秀な人材は海外へ
という流れは既に始まっているのかもしれません。
少子高齢化・人口減少と
日本の内需が伸びる可能性はきわめて低い。
発展著しい活力のある国へという動きが
加速するのもうなずけます。
バイク業界も然り。
若い人はあまりバイクに乗りません。
東南アジアに移転した方がバイク修理の仕事は多いのかも
しれませんねぇ
台数的には車よりもバイクのほうが多いんじゃないかしらん。
と思えるほどのバイクの多さ。
現状では原付バイクが多いようですが、
経済発展がこのまま続けば、
大型バイクに乗る人も増えますからね。
日本の80年代のようなバイクブームが
東南アジアでも起こる可能性があります。
ま、その選択肢はあくまで「もてる者」の選択肢ですから、
ザ・バイクマンには無理だろなぁ
日本好きだし。
海外から優秀な企業や人材が、逆に日本に入ってくるという
そういった政策もあるのかもしれませんが、
あまりマスコミが取り上げませんので、
一般庶民が知る由もありません。
マイクロソフトやグーグルが日本に移転してきたら・・・
わざわざケンブリッジだのハーバードだのへ留学しなくても、
向こうから優秀な人材が日本へ留学に来れば
わざわざ経済的な負担が大きい留学などする必要もなくなります。
(そういった意味で東大が検討している秋入学制度には賛成です)
優秀な人材や企業が集まれば、
おのずと税収も増えます。
ま、理想論かもしれませんが、
増税一辺倒というだけでは日本の復活はあり得ません。
増え続ける国債残高の伸びる傾きがすこし浅くなる程度で
根本的な解決にはなりません。
本当に必要なのは活力!!
これに尽きます。
しかしながら
増税が対症療法だとしても、
キズだらけの日本には対症療法が必要であることには
変わりはありません。
身を削って命を賭けて野党も審議拒否などせず、
しっかりと議論して欲しいものです。
じゃないと、ザ・バイクマンも海外に行くかもよ!!
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