あなどれません。キムコ。
Vリンク125の１２ヶ月点検をしました。
走行は２万キロほど。
消耗品として交換したのは
Vベルト
ウエイトローラー
エアクリーナーエレメント
エンジンオイル
プラグ
とこれくらい。
じっくり内部も確認しましたが、
しっかりと作りこみがされているし
経年劣化にともなうヤレもすくない。
国産のスクーターと同等です。
ドライブフェイスが社外品に交換されていたので、
今回純正に戻しました。
フェイスやランププレート、スライドピースなど
ドライブ側の駆動系パーツの注文が多かったわけですが、
注文して２日後に全て入庫。
パーツの配給体制もなかなか早い。
またパーツのお値段も
国産のスクーターよりも僅かに安い。
キムコやシムと言った台湾製のスクーターが
街を走っているのを見るようになったのは
１０年ほど前くらいからでしょうか？
当時は「なんだ台湾製か」くらいに思っていましたが、
今となっては国産品と変わらないクオリティーだと思います。
残念ながらシムに関しては
当店に直接ルートがないため
パーツの入手は当店でできませんが、
キムコに関しては直でパーツが入ってきますので、
修理体制もまず問題ないでしょう。
シムも直でパーツを出してくれれば良いのですが、
わざわざ○富オートさんなどに
お願いしなければならないので、なかなか大変。
基本的にはお客さんにパーツを持ってきてもらえれば
大方の修理は可能です。
日本でラインナップされている国産のバイクも
ほとんどの生産拠点は中国やタイにありますので、
もはや国産という言葉自体が形骸化していると言っても
過言ではないでしょう。
日本の経済のためにも、日本メーカーのバイクを買うのが
一番とは思いますが、価格と言う面では
海外メーカーにどうしても勝てません。
パーツと整備データの供給体制さえ整ってくれば
今以上に台湾スクーターが街を凌駕していくと思います。
既にキムコはうちみたいな小さなバイク屋さんにも
代理店を通してきちんとパーツを供給してくれます。
電話での対応も良かったです。
いやー、あなどれません。キムコ。
頑張れ日本のメーカー！！
おちおちしているとニッポンのお家芸が
どんどん海外メーカーに取られてしまいますよ！！
ちょっと話はバイクから外れますが、
先日時代遅れにならないために購入した
ネクサス7というグーグルが自社ブランドとして出した
タブレットのアンドロイドPC。
これの価格が２万円ほど。
もちろんタブレットPCは
日本のメーカーもいっぱい出していますが、
同程度の性能だと倍以上のお値段が付いています。
グーグルは端末で利益を出さなくても
コンテンツサービスや広告などで、収益がありますので、
あそこまで価格を下げることが出来るのだと思います。
ネクサス7の端末を作っているのは
ASUS（エイスース）というメーカー。
これも台湾のメーカーです。
PCやスマホの世界では完全に海外メーカーに
押されている感じです。
バイクも高級志向の海外メーカーのバイク
（BMW・ハーレー・Ducatyなど）が多くなってきましたが、
それでもまだまだ国産バイクがほとんど。
しかし、原付（１種・２種）は台湾メーカーのバイクが
本当に良く目に付きます。
軽二輪や大型二輪もこのまま行くと、
そのうち上陸されるかもしれません。
街を走っている車も今はほとんどが国産車ですが、
安くて性能がよければ、
これも国産に取って代わると思います。
うーん、日本が世界で勝ち抜いていくには
どうしたら良いんでしょう？？
Vリンク125を整備していて、
本気で不安になってしまいました。
がんばれニッポン！！
I LOVE JAPAN！！
今、日本の底力が必要です！！
がんばりましょう！！
チャチャチャ・オーーーー！！
おしまい。
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