大東亜戦争では日本は徹底的に負けたわけですが、
日本はアジア諸国の独立という目的は
結果的に果たすことができました。
戦後、アジア諸国は次々と独立し、
インドが独立し
白人が支配した植民地支配の構図は
完全に崩壊します。
もともと、少数の人数で
植民地の大多数の人間を支配するわけですから、
構造的にも法律的もかなり無理があったわけです。
以前の日記でも触れましたが、
現地の女性を自由に強姦しても良いという法律を作って
2世を次々に生ませて
白人の名前を付け、
銃を渡し、
現地人同士で支配させたり、
優秀な現地人の人材が出てきたら、
その両手首を切断する。
または、とらえて裸で餓死するまで
牢屋に入れておく。
こうした人道を無視した無理やりの支配を強行しなければ、
少人数で大多数を支配することはできませんでした。
こうした矛盾が
第二次世界大戦という
未曽有の戦争によって、
一気に露呈し、それが独立への原動力となりました。
その結果、
今まで植民地であった地域は
次々と独立を果たします。
500年続いた白人の植民地時代が
この時終焉を迎えることになりました。
現在、戦前のような
奴隷的植民地と言うのは
世界のどの国にもありません。
各国は独立し、
現在のような素晴らしい世界となりました。
思うに、
構造的な矛盾や欠落、
国民の不満と言うものは
大きな事件が起こると、
今まで隠れていたものまで、
一気に露呈していくものだと思います。
第二次世界大戦で、
それこそ世界中が戦争となりました。
数千万人の人間が
この戦争で血を流したわけですが、
その結果、
植民地での矛盾や不満が爆発した、
とも言えます。
500年間にわたって、
白人の植民地支配からの独立に逡巡していた
有色人種の国々は
見事に独立を果たしました。
その起爆力に日本は結果的に
大きく貢献したことになります。
もし、日本が戦わなかったら、
世界の独立の機運はここまで高まらず、
今でも、植民地支配が続いていたかもしれません。
「日本は戦うべきではなかった」
というのが、戦後教育の基本となっておりますが、
私は、おじいちゃん、曾おじいちゃん達の
勇敢な決断が、現在の自由な世界を
作り上げたともいえますので、
よく戦ってくれた、と言ってもいいと思います。
戦後
日本は奇跡的な回復力で
経済復興を成し遂げました。
またついで
韓国、台湾が発展し、
現在東南アジアの発展、
インドの発展へとつながっていきました。
韓国・台湾が日本に次いで
発展したのは
控えめにいっても
日本の植民地であったということが
大きく影響しているものと思えます。
日本が作った政治・経済・社会のインフラなどが
戦後の発展に大きく貢献したと言えます。
戦後植民地は無くなったわけですが、
白人が支配した植民地は
戦争が終わっても、内戦や独立戦争が長く
続いたため、国の発展が大きく阻害されました。
日本の植民地が発展し
白人の植民地が発展しなかった。
戦後の経緯を鑑みても、
日本の植民地政策が
白人が行った奴隷的植民地支配とは
一線を画していたと言うことを
如実に物語っているんだと思います。
さてさて、
ながなが続いた歴史シリーズも
ざっと150年間を見てきたわけですが、
この数年間の勉強で、
私個人の戦後の歴史観というものが、
大きく変わったと思います。
いわゆる「反日教育」を強く受けてきたわけですから、
日本が悪者で、連合国が善という
画一的な理解しかしていませんでした。
そもそも、日本の教育では
明治以降の近代史は
受験の負担になる、という
なんともしょうもない理由で
割愛され、教育されてきませんでした。
こういった教育方針も
GHQの意向が大きく反映されているんだと思います。
フーバー大統領の回想記や
朝日新聞の吉田証言訂正記事、
安倍さんが言う「戦後レジュームからの脱却」なども
戦後70年を経て、
ようやく出てきました。
アメリカの衰退
中国の台頭
戦勝国である国連の常任理事国である
ロシアが軍事力によってクリミアに侵攻したり、
イスラム国のようなテロ組織が巨大化したり、
現在の世界は
今までのような力関係では
語れない時代となりました。
日本も今までのようなG7に従っていれば
間違いないという時代ではないのだろうと思います。
こうした世界のバランス・オブ・パワーの変化の中で、
今、日本は生まれ変わっていっているのだと
私は思います。
これからのかじ取りは
戦後一番難しい難関です。
安倍さんの考えには
賛成するべき点と
反対するべき点と
両方ありますが、
いずれにしても、
今後の日本にとって
大変重要な内閣であることは
間違いありません。
ひとまず、
今回でながなが続いた歴史シリーズは
一旦おしまいです。
今後は
今まで勉強してきた
150年間の歴史を前提に
さまざまな事件に対して、
個別にみていきたいと思います。
おしまい。
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