まぁ、私もあの会見の習さんの態度には
やや腹が立ちましたが、
一番には中国の国内の問題がありますから、
パフォーマンスとして、
周さんはああいった態度を取らざるを得なかったんだと思います。
また
安倍さんとプーチンさんの連携が強まりつつありますので、
中国としては安倍さんと会わざるを得なかった、
と言う側面もあると思います。
さて、
尖閣問題
南京事件問題
歴史問題
靖国問題
この日記でもたびたび書いていますが、
日中間には個別には様々な対立があり、
現在の日中関係は
かつてないほどの冷え込んだ状態と言えます。
メディアやネットでは
悪口合戦オンパレードですね。
日本人は中国人に対して良い印象を持たなくなりましたし、
中国も長らく続けている反日教育によって
日本人に対する印象はかなり悪くなっています。
中国はいずれ崩壊するとか
悪口を言ってもいいんですが、
そんなことを言っても始まりませんから、
あまり中国には腹を立てず、
そのエネルギーは別のことに使った方が
より建設的なんじゃないかと思います。
歴史的に隣同士の国が仲が良いということの方が
珍しいくらいですが、
やはり、ご近所同士、協力できるところは協力し合い
同じアジア人として、
仲良くやっていきたいものです。
そもそも、日中間の関係が悪化した原因は何かというと、
尖閣の国有化だ
とか
靖国参拝だ
とか
尖閣諸島の衝突事件
とか
航空識別圏の問題
とか
いろいろありますが、
私的には日本の衰退にこそ、
その根本的な原因があるんだと思います。
バブル真っ盛りの頃は
中国はここまで日本に対して強気な構えは見せていませんでしたし、
どちらかと言うと、日本に近づいてきている感じでした。
それはひとえに、
日本が世界の経済大国として
しっかりとした地位を確保していたからです。
バブルが崩壊し、
空白の20年があり、
リーマンショックがあり
阪神大震災
東日本大震災
原発事故
など、日本の発展を大きく後退させる事件が
立て続けに起きて、
日本は確実に弱くなりました。
また、
節約やエコ、地球温暖化、生物多様性問題と
発展を阻害させる戦略に乗ってしまいました。
精神的な道徳の域だけなら良かったのですが、
その枠を超えて、
政策として推し進めてきたものだから、
そりゃ、発展するわけがありません。
こうして発展をサボってきた間に
中国のGDPはすでに日本の2倍で、
日本は世界2位の経済大国から3位に後退してしまいました。
日本の力が弱まった、と言うことが
あらゆる問題の根幹にあるんだと、私は思います。
日本が経済的に中国を圧倒していれば、
中国は日本に強い態度をとることはありませんし、
まずもって、そんなことはできません。
中国の発展にはやや陰りが見えますが、
それでも7%台を維持しておりますから、
日本と比べれば、圧倒的な成長率であることが分かります。
このまま日中の成長率が変わらないとすれば、
2050年には中国は日本の10倍のGDPとなりますので、
そうなったら、もう悪口も言えないほど、
中国は日本に圧倒的な影響力を持ちますし、
そのころには尖閣諸島はもとより、
沖縄と西日本くらいは「中華人民共和国・日本自治区」と
名前が変わっているかもしれません。
外交問題の根幹には
国力が大きく関係しているわけですから、
日本が発展し続け、
経済大国として
また、技術立国としての地位を維持することが、
何よりも大切なんだと思います。
そのためには日々一生懸命、まじめに努力する、という
日本人の特性をいかんなく発揮して
がむしゃらに働き、
自分や家族・会社のことだけでなく、
日本全体の発展のためには何をするべきか
個々人が今一度、一段深く考えて
国民同士で同意しておく必要が
あると思います。
ちょっと話は飛びますが、
2002年、当時私は29歳で遅すぎる留学を
オーストラリアで1年間しておりました。
留学仲間には
韓国人
中国人
台湾人
フランス人
ドイツ人
フィンランド人
多くの仲間がいました。
中でも韓国人・台湾人・中国人の
勉強意欲は大変すばらしく、
また意識も非常に高かった。
一方、
一部の日本人を除いて、
多くの日本人留学生は
どちらかと言うと、遊んでばかりで
勉強意欲という面では
確実に負けていました。
「こんな状態ではいつかアジア諸国に日本は抜かれる、
今(2002年)、俺たちは外国に留学したり、旅行をしたり、
さまざまな選択肢があるが、
それは何より日本が経済大国であるからで、
もし、資源のない日本が経済大国でなくなったら、
将来その選択肢は狭まってしまうかもしれない」
と
私よりも圧倒的に若かった日本人のクラスメートに
話したことがありました。
それから12年が経ち、
現実に日本は中国に抜かれました。
衣食住に不自由なく、
快適に過ごすと、
やっぱりハングリー精神が弱まるのかな。。。
ま、
中国や韓国にいちいち腹を立てることなく、
まずは自国の立て直しをすることこそが、
昨今の対中国・対韓国の諸問題を解決する
最大で最高の有効手段だと思います。
日々頑張る!!
これに付きます。
もうすぐ選挙です。
しっかり考えて投票に臨みたいと思います。
おしまい。