神奈川県大和市のバイク屋 ザ・バイクマン 中古バイク・バイクの整備・車検はお任せください

ザ・バイクマン日記
トップページザ・バイクマン日記2015/10/27
はじめての方に
会社概要
車検受付
修理受付
工賃表
引き上げ・納車
ザ・バイクマン日記
ギャラリー
今日のお客さま
中古車在庫
諸費用一覧
当社の整備内容
通信販売
お問い合わせ
地図
BBS
リンク
English
2015/10/27

前の日記を読む


次の日記を読む

日記トップへ
毎回悩むMF08のFマーク
基準を疑え!!
以前にも大分悩まされたMF08のFマーク問題。

散々悩みあげいて、
もうMF08では悩まない!!!

と思っておりましたが、
また、悩ましい事象にぶつかってしまいました。

まず何が起こったのかを順を追って
説明しますと・・・

走行中にFマークが点灯しし
時速30キロしかスピードがでなくなった。

自己診断の方法をお知らせすると
Fマークの点滅8回であったそうです。

一過性のエラーもありますので、
その時はメモリーのリセットの方法をお知らせして
レシオコントロールユニットのリセットをしていただきました。

すると、今度は点滅1回となった。

と言うことでした。


その後リセットするも、
Fマーク点滅回数に変化がなく
1回点滅の状態でご入庫。

ついでに信号待ちなどで止まった時に
そのままエンジンがストールする

と言う症状もあるようです。

これは恐らくスロットルボディーに
カーボンが体積している可能性が高い。
多分、掃除すれば治ります。



さて、
Fマーク1回点滅は、マニュアルによると
レシオセンサーがらみのトラブルですので、
レシオセンサーを重点的に点検。

しかし、異常なし。

一番懸念していたプライマリープーリーの
ベアリングのガタつきや
リダクションギアの割れやかけなどは
ありませんでした。

プライマリープーリーアッシーを外しましたので、
Sマチックを初期化してみようと試みましたが、
なんとメーター内のインジケーターが「01」の点滅にならず、
なぜか初期化モードに以降しません。。。。。


「なんじゃ?」

黒カプラーの短絡OK
マイナススイッチを押しながら
メインスイッチON

何回やっても初期化モードにならん。。。。


変速スイッチの不良かもと思い、
Fカバーを全部取っ払って
スイッチ部の点検→異常なし。

スイッチカプラー部~レシオコントロールユニットまでの
断線、短絡もチェック→異常なし。

初期化モードに入るための配線を
各カプラー~レシオコントロールユニットまで
一本一本断線と短絡をチェック
チェックした配線は下記


一本一本をテスターで点検。
結構地味な作業で、時間がかかります。


ところが、ハーネスの断線も短絡もなし。

つまり、メインハーネスは正常ということですね。


ということは、
レシオコントロールユニット自体の異常という
診断結果です。


レシオコントロールユニットは非常に高い。
定価で46100円(税抜2015年10月時点)

これだけ点検して他事が問題ありませんので、
レシオコントロールユニットの不良である可能性は
極めて高い。

しかし、極めて高い、というレベルで
確実にレシオコントロールユニットのが悪いかどうかは
新品のユニットを交換してみないとわかりません。


もし、レシオコントロールユニットの不良じゃなかったら…・

その時は自腹です。


誤診した場合、赤字どころの騒ぎじゃない。
私のお小遣いが15000円/月ですから、
3か月以上お小遣いなし生活が始まります。


お小遣いは絶対欲しい!!


超~ビビりながら
新品のレシオコントロールユニットを注文。



本日ユニットを交換して
Sマチックの初期化。


恐る恐るユニットを交換して
初期化モードに入るか点検!!























「01」




















「01」





















「01」
おおおおおお!!!
でたーーーーーーーーっ!



ほっと一安心。


やはり原因はレシオコントロールユニットの不良でした。


ああ、よかった~


なんとかお小遣いは確保。



さて、
これで解決かぁ、
ほっと一安心したのもつかの間。

無事にSマチック初期化が完了したものの、
なんでかアイドリングが2000rpmより落ちません。


1500rpm±100が基準値ですから、
何らかの異常です。


最初の予想通り
スロットルバルブがカーボンで
相当汚れていたので、
事前にエアクリーナー側から
きれいに掃除しておりました。

アイドリング回転が高いということは
どこかから2次エアーを吸っているとか
スロットルバルブの開閉不良とか
最悪の場合ECUの不良とか
いろいろ考えられましたが、
私がスロットルボディーを掃除したことが
原因の可能性もあります。


仕方ないので、
泣きながらシートボックスアッシーを外し、
スロットルボディーを単品で点検。



私がスロットル部のカーボンを除去したことで
全閉状態にも関わらず、
すこしバルブが開いた状態になっています。
エンジン側からライトと当ててみると
隙間の状態がよくわかりますね。

アクセル全閉にもかかわらず
スロットルに隙間がかなり見えます。
この時点で何かがおかしい。


これではアイドリングが高くなるわけです。


しかし、
FIのスロットルバルブの
アイドリング調整は普通はしません。
スロットルバルブ全閉時の位置は
厳密に決められていますので、
通常は触ってはいけないところです。

スロットル全閉時の位置決めのための
スクリューはロックナットで固定され
白いペンキでマーキングされている筈。


ところが、

位置決めのマーキングが裏側に回っています。


と言うことは
誰かがスロットルの全閉位置を
一度変えたことがある、と言うことです。

恐らく、スロットルボディーがカーボンで汚れ、
全閉位置が変化したのを
調整スクリューで無理やり合わせた
と言うことが推測できます。


正しい位置に戻します。


これで全閉時の位置が合うはずです。

スロットル全閉時の隙間も適正に戻りました。


ついでにエンジン側のカーボンも掃除しておきます。


再びスロットルボディーを車体に組み付け
エアクリーナーボックスを取り付け
バッテリーなど電装品を組んだ状態で
Sマチック初期化。
そして、ドキドキの
エンジン始動テスト。


無事に1500rpmでアイドリングが落ち着きました。

ECUの不良じゃなくてホット一安心。


いやー、それにしても
MF08は悩むことが多い。


また一つ、MF08に詳しくなりました。

中古車のMF08は
そもそもの基準が変わっているかもしれないという
人為的な故意により、
不具合が起こる可能性を秘めているんですね。

そりゃ悩むわけだ。


マニュアルだけではわからんこともある。


基準を疑う。


いろんなところに当てはまりそうな話ですね。


今日もバイクの話だぞーーーーーーーっ!


おしまい。



トップページザ・バイクマン日記2015/10/27
トップページ はじめての方に 当社の整備内容 会社概要 個人情報における基本方針
車検・点検・一般整備受 引き上げ・納車料金 工賃表 諸費用一覧 特定商取引法に基づく表示
お問い合わせ ザ・バイクマン日記 ギャラリー リンク English
神奈川県大和市のバイク屋 ザ・バイクマン 中古バイク・バイクの整備・車検はお任せください