http://www.asahi.com/articles/ASHDS6F8PHDSUTFK017.html
↑朝日新聞の昨日のニュース記事
「慰安婦協議、岸田外相が訪韓へ。妥結に向け28日にも会談」
12/17 産経新聞前ソウル支局長が
朴クネ大統領に対する名誉棄損訴訟で無罪。
12/23 韓国の憲法裁判所が
1965年の日韓請求権協定について
合憲・違憲を問われたものを棄却
最近韓国の日本に対する対応が
やや軟化してきているように見えます。
しかし、これらはあまりにも当たり前すぎる話で
「評価」するとかしないとかの以前の問題です。
韓国側の譲歩でもなんでもない。
司法国家なら当たり前の判決です。
28日に岸田外相が訪韓しますが、
今回の会談が平行線に終わることは
すでにわかっています。
朝日新聞が書いた記事の最後に
「韓国政府当局者はこの問題で、
三権分立の立場から司法判断を尊重する一方で、
慰安婦や原爆被害者、サハリン残留韓国人を除き、
日韓の間の請求権問題は1965年の請求権協定で
解決されたとする従来の韓国政府の立場を維持する方針を
明らかにした。日韓関係改善を目指す
朴クネ大統領の強い意志を反映しているとみられる」
としています。
日韓関係改善に向け、ようやく
朴クネ大統領が動き始めたかのような記事ですが、
しかし、
韓国政府は
慰安婦問題
原爆被害者問題
サハリン残留韓国人問題
以外は日韓請求権協定を支持するとしているとしただけで
今まで通り、上記3点は問題化していく、
「これからもやるぞ!」
ということです。
韓国側は
慰安婦問題を妥結する気がないということです。
はたして、わざわざ訪韓する意味があるんでしょうか?
「日韓関係改善を目指す朴クネ大統領の強い意志を
反映している」と記事は締めくくりましたが、
えっ!?
どこが??
と、この記事を読んで思ってしまいました・・・
そもそも自分で火種を撒いておいて、
関係改善を目指すも何もないような気もします。
岸田外相に期待したいのは下記の5点。
①1965年の日韓請求権協定に基づいて
「完全かつ最終的な解決が図られた」こと
②日本統治時代から日韓併合時についてのいかなる訴訟も
韓国内で処理すること。
問題化するのなら、協定を破棄し、
日韓請求権協定で日本が支払った
有償・無償合わせて5億ドル(当時の値段)を
現在の価値に直して返却を求めること。
③国家としは補償しない立場を改めて表明すること
(人道的立場からアジア助成基金のように民間団体として、
支援するのは可能)
④「国家として強制的に拉致・連行」してきた事実はないこと。
⑤「性奴隷」などとありもしないことを世界に吹聴しないことを約束させること(慰安婦像の撤去)
最低限これら5つが慰安婦問題を解決させる
日本側の条件として提示して欲しいと
強く思います。
また、
河野談話の時のように
「口約束」ではなく、「文章」でしっかり残すことが
重要なんだろうと思います。
でないと、10年後、20年後に
時の政権の恣意で蒸し返しを繰り返すだけです。
日本の立場をこれまで以上にはっきり示す必要が
あるんだろうと思いもます。
私の見立てでは
今回の会談も平行線に終わるような気がします。
あわてて妥結する必要は一切ありません。
岸田外相を訪韓させた大きな狙いは
日本側が日韓関係改善に向け努めている姿勢を
世界に向けて発信していくという
安倍さんの外交上の狙いもあるんでしょうね、きっと。
おしまい。
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