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2016/02/14

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行き過ぎた自由化と公共事業のバランスを考える
大きい政府・小さい政府という言葉、
よく聞くと思います。

大きい政府の究極は共産主義で
国民は皆平等。
小さい政府の究極は資本主義で
格差社会が進んでいきます。

日本は民主主義で資本主義ですから
基本的には小さい政府を目指している筈です。


国鉄がJRになり
電電公社がNTTとなり、
郵政民営化
発送電分離、
TPPなどなど
最近話題の民泊なんかもそうですね。

基本的には国が関与する部分を減らして、
市場の自由競争に任せることで
効率化や開発スピードを増して
競争力を高めていこう発想です。

国民生活を向上させていくために、
効率化や新しい開発、
また、国際的に競争力を高めていくことは大切です。

しかし、行き過ぎた自由化・民営化は
同時に弊害ももたらします。

資本主義の最先端は何と言ってもアメリカでしょう。

前の日記にも書きましたが、
アメリカでは刑務所ですら民営化されているところがあります。

刑務所の仕事は犯罪者から
自由を奪って罰を与えるだけでなく、
出所した時に社会復帰ができるように、
更生させるための施設です。

しかし、これが民営化されると
本来の目的とは別に、「儲け」を考えなければ、
経営が成り立たなくなります。

つまり、犯罪者が減っては経営が成り立たないという
あべこべなベクトルがかかります。


国が管理しなければならない、
国民生活の基盤というものがあるはずです。
例えば、先にあげた刑務所もそうですが、
一番大きなものとしては、なんといっても国防。
また、最低限の生活を保障するための保険制度、
医療、年金、道路や鉄道などの生活インフラ、食料、教育
また、科学技術発展のための基礎研究など、
一定の規模で国が関与していたほうが良いかと思います。

こういった国の基盤をなす政策には
儲かるとか儲からないとか
そういったケチな議論をしても
あまり意味がありません。


先日起こったスキーバスの悲惨な事故にしても、
結局のところ、企業が儲けを出すために、
ドライバーや社員、システムに負担がかかり、
事故に至ったというとらえ方もできます。

昔の貸切バスは
国が免許を出す、免許制だったわけですが、
今では許可制になりました。
その後、ドライバーの給料は下がり
長時間労働が常態化してきました。

自由化でビジネスチャンスは増えたかもしれませんが、
「安全」が損なわれる結果となった。


「儲け」と「安全」どっちが大切?と問われれば、
恐らくほとんどの人が安全と答えると思います。

民泊にしても、
旅館業法を守って、宿泊者の安全を
義務として確保している普通のホテルや旅館からすると
大変不公平と言わざるを得ません。
ここでも宿泊者はもとより、
周囲に住んでいる普通の住民も含めて
共に安全よりも「儲け」が優先されています。

安全すらもカネで買う時代になろうとしてるのかもしれません。

TPPが始まれば、
日本の皆保険制度ももしかするとなくなるかもしれません。
アメリカのように、高額な診療費を出さなければ
病院にも行けなくなるかもしれません。
救急車も規制緩和で民間が入ってくれば、
もちろん有償となるでしょう。


どこまで自由化・民営化するのか?
行き過ぎた自由化が何をもたらすのか?

事実上一党独裁になる共産主義には反対ですが、
行き過ぎた自由化にも、
一度立ち止まって考える必要があるんだろうと思います。

儲けを度外視しても
やらなけれなならない
国の基盤をなす事業がある一方で
しかしながら、儲からなければ、
企業が成り立たないばかりでなく、
国としても、もちろんやっていけません。


国をなしていく上で「儲け」GDPは必要ですが、
現在、企業は儲からないから設備投資しないわけです。
大企業の多くは巨額の黒字を計上し
内部留保は過去最高となっております。

企業はお金はあっても、
単純に儲からないから設備投資しない。
ま、経営者であれば、当たり前の判断だと思います。

儲かるためには仕事が必要です。
規制緩和で民間が仕事を作り出す土台を作るのも大切ですが、
東日本大震災の復興事業
老朽化した橋や護岸工事、
地震対策の補強事業、
首都機能の分散事業などなど、
国が主導して公共事業を増やせば
いくらでも仕事は作れるはずです。

今は国は緊縮財政でお金を出し渋っています。

国の負債1000兆円を超え、
国民一人あたりの借金は800万円を超えていると
しきりにニュースは伝えていますが、
日本の資産は国内外も含めれば1000兆円を超えています。

つまり日本と言う国のバランスシートは保たれているのに、
負債だけをニュースは大体的に取り上げて、
資産の話はほとんどしません。
本当は借金なんてないのに、
国民の不安をあおって、緊縮し増税する。
財務省の策略としか思えません。

なんだろうなぁと思います。


金融政策だけで実体経済を押し上げることに限界があることは、
ここ3年間の結果だけを見れば一目瞭然です。

今こそ国債を刷って
公共事情でガンガン仕事を作り、
民間企業が投資できる土台を作る時なのかもしれません。


民間企業が儲かれば、
健全な形で税金が国に入ってきますので、
プラスマイナスゼロ、じゃないかなぁ・・・

ま、たまごか鶏かの議論だな、こりゃ。


散文、おしまい。


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