不満がいっぱい
①アメリカの不満
トランプ氏の台頭
世界的に見ればアメリカは裕福な国ですが、
国内では格差が拡大し、
中産階級だった白人の多くは
いろんな国からの移民に押され、
じわりじわりと生活水準が落ち、
不満がたまってきています。
人種差別発言はアメリカではタブーですが、
それらタブーを全く気にせず、
打たれても全くへこたれない
トランプ氏は
彼らの言えなかった不満を
一身に背負っているように見えます。
外国人は追い出せ
違法移民は追い返せ
アメリカ経済が悪くなったのは外国（日本や中国）のせいだ
沖縄の海兵隊は引き上げる
などなど、
まるで昔のモンロー主義的な
様相を呈しています。
②ヨーロッパの不満
イギリスではアイルランドの独立運動で分裂の危機があったり、
昨今のシリア難民排斥運動
移民2世、3世の差別問題
ギリシャ問題
EU分裂の危機
③中東の不満
イスラム国の台頭
ここは多くを語る必要もないでしょう
④日本の不満
なかなか抜け出せないデフレ
格差の拡大
外国（中国・韓国）への不満拡大
それに影響されるように外国人の排斥
こうして見てみると
不満の根源には格差の拡大があるのだと思います。
貧困層が多くなり
また、貧困にいったん落ちてしまうと、
もうなかなか上には上がれません。
多くの人が貧困になりつつある中、、
不満は少しずつ、しかし、確実に大きくなって、
次第に世界中で爆発が起こりつつあるように見えます。
一方で、裕福な人はますます裕福になっていきます。
いやー、まるでマルクス資本論そのものです。
昨年ピケティの「21世紀の資本」がバカ売れしたのも
世界的なこうした背景があるからだと思います。
世界的な格差の是正が必要だと思いますが、
できますかねぇ？
日本に住んでいると、
中々わかりませんが、
住む家があり
とりあえず仕事あってご飯が食べれて
いつでも暖かいシャワーが浴びれて
スマホでいつでもどこでもネットが使える環境があって、
飲み水が豊富にある。
これだけでも世界的に見れば超裕福層ですから、
世界的な格差是正を行おうということは
日本の生活水準が落ちていくことでもあります。
みんな自分の生活が大切ですから、
損になる部分は他人に押し付ける。
格差は格差を生み、
不満がさらにうっ積されていきます。
戦後70年。
絶対的強者であったアメリカが衰退し、
アメリカの力が抑えていた各国の不満が
じわりじわりと世界中で噴出してきたのかもしれません。
ま、アメリカの1強が良いとも思いませんが、
世界的秩序の過渡期とも言えます。
子供たちが大人になった時、
日本がどんな国なっているかはわかりませんが、
やはり根本的には、
教育こそが大切なんだと思います。
老人に3万円配るのも良いけど、
教育費をもっとかけてくれないかなぁと
つくづく思います。
今日は散文です。
おしまい。
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