昨日帰宅したら妻が、
「海老蔵さんの奥さん可哀そうだねぇ」と
「えっ何のこと?」(私)
全くニュースを見ていませんでしたので、
昨日1日全くこのニュースを知りませんでした。
朝のニュースも海老蔵さんのことが
どの番組でも報道されていましたね。
話を聞けば聞くほど、不憫でなりません。
まだ子供たちも小さいし、
これからやらなければならないことが
いっぱいあるはずです。
海老蔵さん一家のことを考えると、
思わず涙が出てきそうです。
海老蔵さんも大スターだし、
奥様もニュースゼロでキャスターもしていた有名人。
お姉ちゃんも有名人ですから、
各局競って報道合戦するのも分かります。
分かりますが、
もっと大問題が日本にあるんじゃないかと
私なんかは思います。
先日、中国の軍艦が日本の接続水域に入ってきました。
このニュースはほとんど取り上げられておりません。
1芸能人の奥様のガン
2日本に他国の軍艦(フリゲート艦級)が入ってきた
どっちが大切ですかね。
もちろん、海老蔵さんの奥さまは可哀そうですよ、
しかし、ニュースの取扱いかたがあまりにも違いすぎます。
中国の公船が最初に入ってきたのは2008年です
その時外務省がなんと言ったかというと、
「中国公船が我が国の主権を侵害する明確な意図をもって航行し、実力によって現状変更を試みるという、尖閣諸島をめぐり従来には見られなかった中国の新たな姿勢が明らかになった。」
と、中国の主権侵害である、とはっきり言及しております。
それがもう8年も続いています。
今までは中国の公船(会計局)の船でしたが、
先日は完全な軍艦が接続水域に入りました。
海上保安庁のHPに
領海内で確認された中国公船のグラフがあります。
(画像をクリックすると拡大します)
2008年からのグラフに上がっているだけの総数は
なんと488隻の中国公船が入ってきています。
例えば、
自分の家の庭に隣の人が無断で入ってきて
注意しても注意しても入ってきます。
最近はライフル銃持って入ってきます。
怖くて怖くて仕方がありません。
そしたら昨日は戦車で入ってきました。
今まで500回近く庭に入ってくるんです!!
と、
警察に訴えたら、
隣の人は完璧に捕まります。
でも相手が中国だと、
捕まえません。
外務省は
•尖閣諸島は歴史的にも国際法上も我が国の固有の領土であり、現に我が国はこれを有効に支配している。中国による一方的な現状変更の試みには、関係省庁が一体となって、我が国の領土・領海・領空は断固として守り抜くとの決意で毅然かつ冷静に対処している。
と言っています。
言っているだけ。
現地の漁師さんたちは
もう怖くて尖閣周辺で漁もできません。
一歩間違えれば戦闘が始まってもおかしくありません。
戦艦が入ってきたわけです。
戦艦は人殺しを目的に作られた船です。
それが日本に入ってきたわけですから、
撃沈されても中国は文句は言えないと思います。
2016年3月15日
アルゼンチン沖のEEZ(排他的経済水域)で
同国の沿岸警備隊が
中国の大型漁船が違法操業しているのを発見。
停船命令にも従わず、抵抗するなどしたため
沿岸警備隊は警告の上で発砲、漁船は沈没した。
というニュースがありました。
もちろん船員ら乗組員は全員保護され、
身柄が拘束されました。
一方で日本はどうでしょう。
昨年の11月、
小笠原諸島で中国の赤サンゴの密漁船が
200隻以上入ってきました。
日本は何もせずに帰るのを待ちましたね。
この差はいったいなんでしょうか?
日本は毅然とした態度をとっているとは思えません。
2008年に中国公船が入って来てから8年。
外務省は何をしてきましたかね。
漁船が来る→公船が来る→軍艦が来る
この8年の経緯です。
もう何回もこの日記で書いていますが、
第二次大戦後、
軍事力で他国を取り続けているのは中国です。
中国は戦後
チベットを取り
ウイグルを取り
モンゴルを取りました。
その後ベトナムに侵攻(中越戦争、これは失敗に終わりました)
フィリピンからアメリカ軍が消えた瞬間に南シナ海を侵略を開始。
これはあまり知られていませんが、
ブータンにも人民解放軍が入り、
すでに国土の20%が不法占拠されています。
日本は真面目に対峙(退治)しないと、
尖閣は取られます(キッパリ)
沖縄も取られます。
中国共産党は取ると公言しています。
現実を見れば、
どっちのニュースを大きく取り上げるべきか
一目瞭然だと思います。
とはいえ、
とはいえ、
やはり、
・・・・
海老蔵さんの奥様の回復をお祈りいたします。
家族旅行をされるようですので、
マスコミは一家を追いかけず、
家族の大切な時間を壊さないように
して欲しいと思います。
おしまい。
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