昨日の夜のニュースは舛添さん一色ってな感じでしたが、 ・マクドのクーポンがどうのこうの ・公用車で湯河原の別荘に行っていただの ・家族旅行なのに、会議と言って税金使っただの ・シルクのチャイナ服がどうのこうのだの ・ヤフーオークションがどうのこうの 舛添ケチジを前面に出して、 舛添さんの人間性についてばかりが報道されていました。
しかし、
最も大切な部分が抜けています。
舛添さんは2001年~2010年まで自民党の議員でした。 2007年第一次安倍内閣改造で厚生労働大臣 同年、福田康夫内閣で厚生労働大臣留任 2008年、麻生内閣でも厚生労働大臣留任 長いこと、大臣職を続けましたが、 2010年に自民党と仲たがいを起こして 自民党をくそみそに言って、離党しました。
当時あった改革クラブに合流すると 改名し「新党改革」を作って代表となりました。
その時新党改革に政党助成金が約3000万円出ました。 半分くらいは国民の税金です。
ご存知のように、 新党改革はその後、票も取れず、議員もいなくなり、 自然消滅していくわけですが、 新党改革が無くなる直前に 新党改革第四支部より、337万円 グローバルネット研究会より、193万円 合計530万円が
舛添政治経済研究所に寄付されています。
しかも政党から政党への寄付行為は無税です。
党を解散させた場合、 残った政党助成金は国庫に返さなくてはいけませんが、 党に残金がない場合はこの限りではありません。
つまり、新党改革解散間際に舛添さん個人の団体に 寄付を行って、政党助成金の残金を国庫に返さなかった。
と言うものです。
ちなみに政党の寄付行為は合法です。 違法じゃないんです。
いやー、何かと似てますね、
そう、タックスヘイブンです。
政党を作る→政党助成金をもらう→寄付→解散
この流れは合法なんです。
でも、これ良いんですかね。
日本の政治家がタックスヘイブンに名前が挙がらなかったのは 日本の中にすでに逃げ道があることを 政治家が知ってるからじゃないんですかね。
他の政治家の方はヒヤヒヤしてませんかね?
「政党を作る→政党助成金をもらう→寄付→解散」
この流れをやってた人って、 結構多くないですかねぇ
誰でしょうねぇ、小〇一郎さんとかって 大丈夫なんですかねぇ
維新の会が解散するとき 残った助成金を国庫に全額返せ! と号令を出した橋本さんが ニュースになっていましたが、 当たり前のことをすると ニュースになるという現実。
今回の舛添事件でもっとも大きかった問題点は
このお金の流れなんだろうと思います。
舛添さんの功績は 都政ではなく、この政治資金の寄付問題を 世の中に知らしめた事、なんじゃないかいと 私は思います。
昨夜は2つしかニュース番組を見れませんでしたが、 このことを話題にしている局はありませんでした。
突っつけない理由があると思います。
おしまい。
5/18の週刊文春の記事を張っておきます。
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/6156 |