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2016/06/16

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問題は舛添さんの人間性ではない

昨日の夜のニュースは舛添さん一色ってな感じでしたが、
・マクドのクーポンがどうのこうの
・公用車で湯河原の別荘に行っていただの
・家族旅行なのに、会議と言って税金使っただの
・シルクのチャイナ服がどうのこうのだの
・ヤフーオークションがどうのこうの
舛添ケチジを前面に出して、
舛添さんの人間性についてばかりが報道されていました。

しかし、
最も大切な部分が抜けています。

舛添さんは2001年~2010年まで自民党の議員でした。
2007年第一次安倍内閣改造で厚生労働大臣
同年、福田康夫内閣で厚生労働大臣留任
2008年、麻生内閣でも厚生労働大臣留任
長いこと、大臣職を続けましたが、
2010年に自民党と仲たがいを起こして
自民党をくそみそに言って、離党しました。


当時あった改革クラブに合流すると
改名し「新党改革」を作って代表となりました。

その時新党改革に政党助成金が約3000万円出ました。
半分くらいは国民の税金です。


ご存知のように、
新党改革はその後、票も取れず、議員もいなくなり、
自然消滅していくわけですが、
新党改革が無くなる直前に
新党改革第四支部より、337万円
グローバルネット研究会より、193万円
合計530万円が
舛添政治経済研究所に寄付されています。
しかも政党から政党への寄付行為は無税です。

党を解散させた場合、
残った政党助成金は国庫に返さなくてはいけませんが、
党に残金がない場合はこの限りではありません。


つまり、新党改革解散間際に舛添さん個人の団体に
寄付を行って、政党助成金の残金を国庫に返さなかった。

と言うものです。


ちなみに政党の寄付行為は合法です。
違法じゃないんです。


いやー、何かと似てますね、




そう、タックスヘイブンです。

政党を作る→政党助成金をもらう→寄付→解散

この流れは合法なんです。


でも、これ良いんですかね。


日本の政治家がタックスヘイブンに名前が挙がらなかったのは
日本の中にすでに逃げ道があることを
政治家が知ってるからじゃないんですかね。

他の政治家の方はヒヤヒヤしてませんかね?


「政党を作る→政党助成金をもらう→寄付→解散」

この流れをやってた人って、
結構多くないですかねぇ


誰でしょうねぇ、小〇一郎さんとかって
大丈夫なんですかねぇ


維新の会が解散するとき
残った助成金を国庫に全額返せ!
と号令を出した橋本さんが
ニュースになっていましたが、
当たり前のことをすると
ニュースになるという現実。


今回の舛添事件でもっとも大きかった問題点は
このお金の流れなんだろうと思います。

舛添さんの功績は
都政ではなく、この政治資金の寄付問題を
世の中に知らしめた事、なんじゃないかいと
私は思います。


昨夜は2つしかニュース番組を見れませんでしたが、
このことを話題にしている局はありませんでした。


突っつけない理由があると思います。


おしまい。

5/18の週刊文春の記事を張っておきます。


http://shukan.bunshun.jp/articles/-/6156
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