たまにはバイクの話を・・・
とご指摘をいただきました。
確かに、ポリティカルなネタばかりを書いていました。。。
時にはバイクの話で
皆さまのお役に立つ話を書いてみたいと思います。
今日のネタは充電不良。
よくあります。
ものすごく簡単にオートバイの充電系統の仕組みを言うと、
①ステーターコイルで交流発電
②レクチファイヤーで直流に変換
③レギュレターで一定電圧にして
④バッテリーに充電
時代が進んでもこの仕組みはどのオートバイでも同じです。
充電系統に関係していうパーツは
①ステーターコイル
②レギュレター・レクチファイヤー
③バッテリー
の3点。
また、それをつないでいるハーネス類。
すごく詳しく知りたい方は
過去のバイクマン日記に書いていますので、
リンクを張っておきます。参照ください。
http://www.thebikeman.jp/nikki/2013-01-30.html
上記に書いたように
充電不良に関係するパーツは3点ですが、
以外に盲点となるのが、バッテリーです。
相当古い旧車は6Vですが、
ほとんどのオートバイは12Vのバッテリーが使われています。
昔ながらのバッテリー液を補充するタイプも
メンテナンスフリーバッテリーも
いずれのバッテリーも
内部は2Vのセルが6個直列に繋がっています。
2V×6セルで12ボルトとなっています。
もし、
1セルが壊れた場合、
どんなにきちんと充電していっても
10v程度にしか充電されません。
バッテリーも充電系統の大切なパーツの1つですから、
もしバッテリーが異常な場合、
正しい診断ができなくなってしまいます。
先日、充電不良の診断をしていた時のこと、
バッテリーは新品に交換したばかりだ、と言うことでしたので、
バッテリー本体は問題ないだろうと
診断を始めました。
ステーターコイルの発生交流発電→OK
レアショート→OK
レクチファイヤーダイオード→OK
各配線の接続→OK
ツェナ・ダイオード(消去法によりOK)
バッテリーは交換済みとのこと、
さてさて、悪いとことはありません。
でも充電電圧は10vちょい。
???
うーん、なんでしょう?
もしかしての可能性はバッテリー。
当店に置いてあった中古良品のバッテリーに
交換してみたら、見事に充電電圧が上がりました。
取り外したバッテリーは
充電器で充電してもマックス10vチョイでした。
ネットで恐ろしく安いバッテリーがいっぱい売っていますが、
バッテリー本体も充電系統をつかさどる大切なパーツの1つです。
正しい診断のためにも、
バッテリーは非常に重要なパーツとなります。
GSユアサが1番とは思いますが、
高いですからねぇ
AZバッテリーやBSバッテリーなど、
サードパーティーの物でも
信頼性の高いものを選びましょう!
おしまい。
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