むかしむかし、
ウィザードリィというRPGゲームがありました。
確か5人くらいでパーティーを組み
ダンジョン奥深くに住む魔法使いを倒す
というゲームでした。
1人1人の
体力
強さ
精神力
など、細かく設定しまして、
最終的に5人のパーティーの「力」が決まります。
ドラクエなんかも基本的に同じですね。
人の強さを数値化して、
その成長を楽しみながらゲームを進めます。
1914年にフレデリック・ランチェスターが
ランチェスターの法則という1次方程式を作りました。
これは、戦争における勝敗を
数値によって論理化したもので、
この法則はいろいろ発展して
ビジネスの世界でもいまだに見聞きする法則です。
このように、
力を数値化することで
より具体的に「つよさ」が分かるようになります。
国力と言うとなんだかぼんやりしてわかりずらいものですが、
国力を数値化して、各国の「ちから」を比べてみたいと思います。
国力の元となるものを
「人口」と「GDP」とひとまず仮定し、
人口×GDPがその国の「ちから」とします。
そこで、
各国の人口をまず見てみます
1位 中国 13.73億人
2位 インド 12.92億人
3位 アメリカ 3.21億人
4位 インドネシア 2.55億人
5位 ブラジル 2.04億人
6位 パキスタン 1.89億人
7位 ナイジェリア 1.78億人
8位 バングラディッシュ 1.59億人
9位 ロシア 1.43億人
10位 日本 1.26億人
11位 メキシコ 1.21億人
12位 フィリピン 1.02億人
13位 ベトナム 0.91億人
14位 エチオピア 0.89億人
15位 エジプト 0.89億人
16位 ドイツ 0.82億人
17位 コンゴ 0.81億人
18位 イラン 0.79億人
19位 トルコ 0.78億人
20位 タイ 0.68億人
21位 イギリス 0.65億人
22位 フランス 0.64億人
23位 イタリア 0.60億人
24位 南アフリカ 0.54億人
25位 ミャンマー 0.51億人
26位 韓国 0.50億人
27位 コロンビア 0.48億人
28位 タンザニア 0.47億人
29位 スペイン 0.46億人
30位 ケニア 0.44億人
続いてGDPをみると
1位 アメリカ 180366億ドル
2位 中国 111815億ドル
3位 日本 41242億ドル
4位 ドイツ 33652億ドル
5位 イギリス 28584億ドル
6位 フランス 24201億ドル
7位 インド 20730億ドル
8位 イタリア 18157億ドル
9位 ブラジル 17725億ドル
10位 カナダ 15505億ドル
11位 韓国 13778億ドル
12位 ロシア 13160億ドル
13位 オーストラリア 12252億ドル
14位 スペイン 11997億ドル
15位 メキシコ 11438億ドル
16位 インドネシア 8589億ドル
17位 オランダ 7507億ドル
18位 トルコ 7179億ドル
19位 スイス 6640億ドル
20位 サウジアラビア 6460億ドル
書くの疲れたのでとりあえずGDPは20位まで。。。
人口×GDPの指数は
1位 中国 153.52
2位 アメリカ 57.89
3位 インド 26.78
4位 日本 5.19
5位 ドイツ 2.75
6位 ロシア 1.89
7位 イギリス 1.85
8位 フランス 1.54
9位 韓国 0.68
10位 スペイン 0.55
と、とりあえず10位まで、
人口とGDPの積では圧倒的に中国。
ついでアメリカ、インド
ダントツなのはこの3か国。
その後、日本、ドイツ、ロシア、イギリス、フランスと続きます。
この指数で見れば、
世界への影響力が見えそうですが、
なにか、皮膚感覚にそぐいません。
ロシアなんて日本の約1/3の国力しかないのに、
あれだけの影響力があるわけです。
人口×GDPにさらに「軍事力」(軍事費)を掛け合わせて
面積→堆積にるると、
さらに具体的な国力を表せそうな気がします。
2015年の軍事費ランキングによると
1位 アメリカ 5960億ドル
2位 中国 2150億ドル
3位 サウジアラビア 872億ドル
4位 ロシア 664億ドル
8位 日本 409億ドル
これを掛け合わせると
アメリカ 3450ポイント
中国 3300ポイント
ロシア 1254ポイント
日本 2122ポイント
ですね。
こう見ると
アメリカ・中国が世界に対する影響力がほぼきっ抗していて、
ついで日本となります。
ま、大体こんな感じの数値が
皮膚感覚と近いような気がします。
イギリスがEUを完全離脱することになりましたが、
EU全体での数値を出すと、
恐らく
アメリカ
EU
中国
日本
というランキングになるんでしょうねぇ
誰か計算してみてください。
これから日本の人口はどんどん減っていきますから、
GDPを落とさないためには生産性を向上させ
1人当たりのGDPをいかに増やすかを考える必要があるのと、
さらに軍事費の大幅な増強しておかないと、
世界への影響力が下がっていくことになります。
人口
GDP
軍事費
それ以外にも
平均寿命や
教育制度
なども数値化して考えると
より具体的な国力が目に見えてとらえられるように
なるとお思います。
ということで、
今日も随想です。
おしまい。
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