素数の並び方の謎が解かれれば
コンピューターの暗号化が一瞬で解かれてしまいます。
ネット上の暗号化技術は
巨大な素数を利用して成り立っているからです。
もし、素数の並び方の法則が分かれば、
全ての暗号は解かれ
インターネットを利用した通販などで
カード決済ができなくなってしまいます。
そればかりか
軍事技術や軍事情報なども
素数の壁によって暗号化されて
安全を確保していますが、
これも、全て解かれてしまいます。
１８５９年
ドイツの数学者ベルンハルト・リーマンが
素数の並び方についてある予想を出しました。
いわゆるリーマン予想と言うやつです。
詳しくは私も分かりませんが、
素数のZ関数のゼロ点は一直線上に並んでいる
という予想です。
しかし、素数は無限にありますので、
その直線がずーーーーっと先で曲がっているかもしれません。
このリーマン予想の証明は
１８５９年以降まだ誰も証明できていません。
もし、リーマン予想を証明することができれば、
１００万ドルの賞金が出るそうですので、
だれか挑戦してみてください。
さて、
そんな不思議が詰まった素数ですが、
巨大な素数を計算するためには
スーパーコンピューターでもものすごい時間がかかります。
その素数を書け合わるなどをして
暗号化されていますので、
今のところ、
実質暗号が解かれることはありません。
しかし、
ものすごく時間がかかるというだけで、
数十年も計算すれば、
素因数分解され
リーマン予想を証明できなくても
暗号化が解かれるようになるかもしれません。
コンピューターの計算速度は年々上がっているわけですから、
素数を利用した暗号化技術は
いずれ終焉を迎えるときが来るでしょう。
その時何が起こるのか？
世界中の暗号が解かれるわけです。
どんなに破壊力のある核ミサイルを持っていても
どんなに強力な戦闘機をもっていても、
全ての機器がコンピューターで管理され
ネットにつながっているわけですから、
もし暗号化が解かれれば、
それら兵器は全て無力化されてしまいます。
ボタンを押しても発射することが出来なければ、
核ミサイルはないも同然、絵に描いた餅と同じです。
ネットに繋がっていない兵器で戦う時代が
もうそこまで来ているのかもしれません。
中世のような白兵戦に戻るとは思えませんが、
ミサイルやハイテク兵器が無力化されるわけですから
ガンダム的に言えば、
まるでミノフスキー粒子発見くらいの
劇的な変化が起こるかもしれません。
巨大な素数を一瞬で計算できる
スーパーコンピューターが
日本で開発されることを強く願います。
２位じゃダメなんです。
最初にそれを作ることが大切です。
今日は随想
おしまい。
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