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歴史的事実を積み上げていくことで
歴史認識が構築されていきます。
大切なのは何が事実か？
と言うことだろうと思います。
さて、
日韓の歴史認識のズレは
長い間、話題となっていますし、
テレビの討論番組で日韓問題を取り上げれば、
お互いに全くかみ合わない議論が
延々と続いてしまいます。
ずーーーーっと、考えていました。
なぜここまでかみ合わないんだろうか？
議論がかみ合わない根本的原因はなにか？
まず、
朝鮮半島の国としての変遷を見てみます。
李氏朝鮮 1392-1897
↓
大韓帝国 1897-1910
↓
日本統治 1910-1945
↓
連合軍統治期 1945-1948
↓ ↓
大韓民国1948～ 朝鮮民主主義人民共和国1948～
と言うことになっています。
日本人が答えれば上記のようになると思います。
しかし、韓国はこう思っていません。
李氏朝鮮 1392～
↓
大韓帝国 1897～
↓
日本植民地 1910～
↓
大韓民国臨時政府 1919～
↓
大韓民国 1948～
と考えています。
日韓併合時代の１９１９年に
韓国を建国したことになっています。
これは韓国の憲法前文にも書いている通り、
３・１運動によって建国を宣言したという大前提で
現在の韓国の歴史が始まることを意味しています。
韓国の全ての歴史はこの３．１運動から始まります。
3.1運動とは
１９１９年、日韓併合時代に起きた反日運動です。
３３名の宗教家や教師などが集まって、
独立宣言をします。
宣言文には
「吾らはここに、
我が朝鮮が独立国であり朝鮮人が自由民である事を宣言する。」
と言う始まりから始まります。
この宣言から反日デモが次々に起こりましたが、
およそ２か月間で終焉します。
逮捕者も多く出ましたが、
国家転覆罪などは適応されず、
長くても３年以下の懲役など、
軽微な罪として扱われております。
その後は３．１運動のような大規模な反日運動は
起きていません。
もちろん反日独立運動が全くなかったわけではありません。
小規模な事件はあります。念のため記します。
しかし、その後の反日運動はどんどん減速していきます。
当初３．１運動に参加していた約半数は
後日親日に転向しています。
こうして
日本が敗戦する１９４５年までの３５年間
日韓併合がつづきます。
韓国が主張する建国は１９１９年
世界の歴史では韓国建国は１９４８年
この認識の違いが
今日の日韓に横たわる歴史認識のズレの
根本的な原因を作り出す元凶だと
私は思います。
３３人集まって
「俺たちは独立国を作った！！」
と言ったことが建国の根拠となっているわけですが、
３．１運動の規模や期間、その影響力を考えると、
これはあまりにも無理があると私には感じられます。
数十人集まって宣言しさえすれば、
独立国ができるなら、
今のISはどうでしょうか？
韓国はISの建国を認めていることになってしまいます。
ISは３３人どころではありません。
・戦いによって得た土地
・組織の規模
・支配期間
どれをとっても３．１運動とは比較になりません。
しかし、日本政府はもとより、
世界のどの国もISを国であるとは認めてはいません。
国家とは
自ら国家であると宣言すると同時に
世界がその国は独立国であると認めることが必要です。
独立を宣言しただけでは国とは言えず、
相手がそれを認めなければいけません。
結婚や恋愛と同じです。
ああ、あの人のことめっちゃすっきやわぁ～
と一人で思っているだけでは
恋人同士にはなれませんし
ましてや結婚なんてできません。
相手あってのものです。
戦争と同じです。
平和憲法があるから戦争が起こらないのではなく
平和憲法を持っていても
相手が戦争を仕掛けてくれば戦争になります。
これも、相手あってのもの。
３３人が建国を宣言した
と言う根拠だけで国ができた、とはいうには
あまりにも蓋然性が乏しいと言わざるを得ません。
韓国側の歴史観によると、
１９１９年にできた大韓民国臨時政府は
その後、上海、重慶と場所を変えながら
軍隊（光復軍）を組織し、
連合国と共に日本と戦って最終的には勝利し、
自力で独立を勝ち取ったことになっています。
しかし、日本からすると
日本は韓国と戦争したことはかつてありませんし、
世界の歴史でも同様、日韓で戦争をした記録はありません。
一方で、韓国からすると、
韓国は連合国とともに日本と戦い、
日本を倒したことになります。
韓国政府はその考えを証明するため、
戦後、連合国に
「うちらも戦勝国の仲間に入れてくれ～」と
打診しますが、あっけなく断られます。
ま、当たり前と言えば当たり前です。
大韓民国臨時政府は国としては認められておりませんし、
そもそも、日本に対して宣戦布告もしておりません。
また、
李氏朝鮮以降、
朝鮮半島の住民が自力で自国を
建国したことは１度もありません。
李氏朝鮮は長らく清の属国でしたし、
清に大韓帝国の独立を認めさせたのは
日清戦争で日本が勝利したからです。（下関条約）
日韓併合は日本と大韓帝国の平和的合意のもと併合され、
朝鮮半島は日本となり、
住んでいる人も、日本人となりました。
１９４５年に日本が敗戦したことで
以降３年間は
連合国に統治され、
冷戦構造のさなか、
朝鮮半島は北と南に分断され
１９４８年に
大韓民国
朝鮮民主主義人民共和国
と南北に二分され国として独立しました。
国際的には
現在の韓国の始まりは１９４８年となります。
韓国は
国際的に認められた１９４８年の
独立宣言なんて関係ね～
俺様が主張する３．１独立宣言こそが正しいんじゃ～
と、まぁ、簡単に言えばそういうこと
言っているんだろうと思います。
日本からすると、
日韓併合によって
ダムを作り発電所を作り、
街を整備して
道路をしいて
学校や病院を作り、
はげ山を緑の山に緑化して
奴隷制度を廃止して
識字率を上げ
寿命を延ばし、
人口を増やし
農業を広めた
などなど、
実に多くの功績がありますが、
韓国側からすれば、
併合時代により、
民衆は日本人によって徹底的に搾取され
奴隷的差別を受け、
圧政に苦しんでいた
となります。
日韓併合時代に朝鮮人は大いに苦しんでいなければ
そもそも３．１反日運動そのものが
成り立たなくなってしまいます。
事実はどうあれ、
圧政に苦しんでいる民衆を救うために３．１運動が起き、
戦って独立を勝ち取ったとしなければ、
現在の韓国憲法そのものが崩壊してしまいます。
もし、
「日韓併合時代は良かった」などと発言すれば、
ボコボコに殴られて殺されます。
これは本当に起こりました。
２０１３年５月、
９５歳の老人が同様の発言をしたら、
３８歳の青年が老人をボコボコにして殴り殺しました。
韓国の作家が「親日派のための弁明」という
日韓併合に肯定的な本を出すと、
事実上の発禁処分となり、
作家は逮捕されてしまいました。
ソウル大学の教授が
「慰安婦は売春婦」と発言すると、
土下座させられ、長時間罵倒され続けました。
韓国の人気タレントが
「殴り殺される覚悟で書いた親日宣言」という本を出すと
「親日派は売国奴」と激しく糾弾され
芸能活動休止に追いやられました。
これら現象は
日韓併合時代はひどい時代であったという虚偽がなければ
成り立ちませんし、
韓国が長年にわたり続けている
反日教育がうみ出した
非常に残念な結果です。
９５歳の老人は日韓併合時は２７歳で
日韓併合時代にリアルタイムで生活をして
「日韓併合は良かった」と発言しているわけですから、
説得力があるように思えますが、
日韓併合時代を知らない、
反日教育を受けた若者たちは
日本が悪い！
日本が悪い！
日本が悪い！
と徹底的に教育されていますので、
おじいちゃんの発言は
もう、絶対に許せません。
ネット上でも
「爺さんは売国奴だから死んでも仕方がない」
と言う趣旨の書き込みが多数あったようです。
信じられませんが、これは事実です。
韓国は
よく言われることですが、
反日でなければ、国が成り立たない
と言うことです。
もし
日韓併合時代は良い時代だった
と言うことを認めてしまうと、
現在の韓国の成り立ちそのものが崩れてしまいます。
現在の政権の存在根拠がなくなります。
韓国において、
前政権は必ず悪でなければなりません。
それこそが、現政権の正統性を担保している、
と言うことです。
かつての韓国大統領がどのような末路をたどったか・・・
あるものは暗殺され、
あるものは投獄され
あるものは自殺しました。
日韓併合の１９１０年から
大韓民国臨時政府設立の１９１９年までの９年間、
日本の統治が悪くないと、
３．１運動の根拠そのものがなくなってしまいます。
前政権が日本であれ、前大統領であれ、
前権力者は悪でなければなりません。
大変残念なことではありますが、
これが韓国の歴史です。
朝鮮半島の人たちが、
彼ら自身で歴史の真実を探求し、
日韓併合時代の日本の功績を認めるようになることは
残念ながら可能性はかなり低いと思います。
少なくとも
韓国が反日教育をやめない限り、
この歴史認識のズレは永遠に終わらないし、
刹那的な和解を結んでも
大統領が変わるたびにまた同じ問題を繰り返すだけです。
さて、
それでも韓国に考えを変えてもらうためには
どうしたらよいでしょうか？
それはアメリカ、EU諸国、ロシアなどに、
日本の正しい歴史認識を浸透させる以外にありません。
韓国国内にも良心派で親日的な人は
上記４例のように多く居る筈です。
しかし、
韓国政府が本当の歴史を認め反日教育をやめない限り、
「親日派」は
なぐり殺されたり、
土下座した上で罵倒されたり、
自由に本を出版できなかったり、
芸能界を追放されたりします。
こんな状態では言論の自由も何もあったものではありません。
韓国人タレントさんは、
「なぐり殺される覚悟」がなければ、
親日の本を出せないのです。
韓国に住んでいて、
日本のことを良く言うということは
非常に危険であることを如実に物語っています。
したがって、
韓国自身からの変革を待つより
世界を味方につけ、その外圧により
韓国政府に反日教育をやめさせるほか、
今のところ方法がないように私は思います。
そういった意味で
各種メディア、外務省などは
積極的に海外発信し、
日本の正当性をしっかりと主張していかなければなりません。
今の日本のメディアや外務省に期待しても
無理かもしれませんが、
韓国の自主性を待つよりも、
国内の変革の方が、現実味がありますし、
本当の意味での日韓の和解に繋がる
近道なんだろうと、私は思います。
これは非常に困難な道のりではありますが、
粘り強く、地道に海外発信を続け、
少しずつでも前に進んで行く覚悟が
われわれ日本人に必要であると同時に、
日韓の関係を改善していくために、
日本人同士で議論を深め、
コンセンサスを取っておく必要があるんだろうと思います。
朝鮮半島の人たちも「日本人」として、
先の大戦では共に白人列強と戦った同士であることを
私たちは忘れてはいません。
靖国にも日本人として戦った元朝鮮人の方々が
英霊として眠っておられます。
日本人も韓国人も共に白人と戦った戦友として
お互いに認め合い、協力し合った仲間として
共に手を取り合い、
新しい国際社会を切り抜けていきたいと、
私は、そう願いっています。
今日も長文御免・・・
おしまい。
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