度重なる国連制裁を受けても、
どこも攻撃してこないし、
「な～んだ！核持っちゃったもん勝ちじゃん！！」
という認識が世界に広がります。
世界中の国が核保有国になります。
かつて人類は
核保有国同士の戦争をしたことがありませんが、
核保有国が増えれば、
いずれ、核保有国同士の戦争が起こり得ます。
人類が最も恐れていた核戦争。
ひとたび核の報復合戦が始まれば、
人類滅亡の危機となりかねない。
数億人の人が犠牲になります。
北朝鮮の核保有を黙認してしまうと、
核戦争の危機がまた一段近づくことになります。
北朝鮮核保有
↓
多くの国が核保有
↓
核戦争
↓
数億人の被害者
これが最悪のパターン。
②アメリカの先制攻撃
北朝鮮と中国は同盟関係にあります。
中国は
アメリカが先制攻撃した場合、
即座に集団的自衛権を発動すると言っています。
つまり、
アメリカが先制攻撃した場合、
即座に米中戦争が勃発。
韓国はもちろん、日本もただではすみません。
米中戦争となれば、
数百万人被害者が出るかもしれません。
しかし、核の拡散は抑えられるかもしれない。
③北朝鮮の先制攻撃
中国は北朝鮮が先制攻撃した場合は
静観すると言っています。
米国は当然自衛権を発動し、即座に北朝鮮を叩きます。
この場合も、
韓国はもちろん、日本も少なからず被害が出るでしょう。
先制攻撃を受けたわけですから、
自衛権発動の大義名分があり、
国連の支持も得られます。
この場合の被害者は１００万～２００万人。
核の拡散も抑えられる。
もちろん
核の報復合戦は①②③どれにも可能性がありますが、
被害の大きさは
①＞②＞③となる可能性があります。
世界中が核を持ち、
人類が滅亡するとき、
ああ、あの時北朝鮮の核保有を阻止していれば…
と思っても、その時はすでに手遅れです。
今、何らかの手を打つか
放置して人類滅亡の可能性を高めるのか
トランプさんは
かつてない難しいかじ取りを迫られていることだけは、
間違いなさそうです。
しかしねぇ
白人は有色人種が百万人単位で死んでも
「被害を最小限度にとどめた」
って言うんでしょうね。
アメリカの核実験１０００回以上
保有する核弾頭６０００発
過去広島・長崎に実際に核を使用
一方
北朝鮮の核実験６回
保有する核弾頭３０発
どっちが悪いの？と問われれば、
そりゃもちろんアメリカです。
アメリカが悪いのは百も承知ですが、
共産圏の独裁国家の隣国が
核ミサイルを持つこともまた
恐ろしいことに変わりはありません。
「バカな外交論 外交の基本
「どう考えても当たり前」のこと」
高橋洋一著
この本の中で高橋氏は
戦争を数学的確率論の立場から、
どうしたら戦争の確率が下がるかを書いています。
そして、政治的イデオロギーが異なる国で
かつ独裁国家というのは、
戦争をする可能性が高いと、
逆説的に論じています。
しかも、国交がない国同士はなおさら・・・
いや～、こわぁ～
もろ北朝鮮のことじゃん！！
アメリカは世界一凶暴で悪辣な国ですが、
日本は同盟関係を結んでいますので、
少なくともアメリカが日本を攻撃することはありません。
世界一凶暴な国は今のところ見方ですし、
日米の同盟関係はアジアの民主主義国間の
平和に寄与しているのも事実です。
世界第２位の軍事力を持つ共産圏の中国
核ミサイルを事実上保有した北朝鮮を
隣国に持つ日本にとって、
安全保障上、アメリカとの同盟関係は必要不可分。
（将来的にはわかりません）
軍事的バランスが崩れれば、
戦争の可能性は高まってしまいます。
１４日、安倍首相はインドのモディ首相と
１０回目の会談を終えました。
もう１０回も会談しているんですね。
地政学的にも、日印が歩調を合わせることは
対中・対北朝鮮を取り囲む上で必須です。
インドは大変親日家が多いですし、
中国が構想している「一帯一路」の会合を拒否しています。
インドは今後中国の人口を超えることは確実ですし、
著しい経済発展を遂げる可能性が高い。
また、
インドの初代首相ネルー氏は
「インドは程なく独立する。
その独立の契機を与えたのは日本である。
インドの独立は日本のおかげで30年早まった。
この恩は忘れてはならない。
これはインドだけではない。
インドネシア、ベトナムをはじめ
東南アジア諸民族すべて共通である。
インド国民は、
日本の国民の復興にあらゆる協力を惜しまないであろう。
他の東亜諸民族も同様である。」
と言っておりましたし、
東京軍事裁判の時、
唯一日本の無罪を主張していたのも
インドのパール判事でした。
安全保障上でも経済上でも歴史的にも
日印が力を合わせることは、理にかなっていると
私は思いますし、
そういった意味で安倍さんのインドに対する外交も
素晴らしいと思います。
日本としては、
北朝鮮の核保有を認めるわけにはいきません。
それほど遠くない間に、
戦争が起こるかもしれません。
いかにして家族を守り、
子供たちを守るか
今日のJアラートを聞いて、
真剣に考える時が来たと、
そう感じました。
おしまい。
