アムウェイは、
売る商品が石鹸やシャンプーでしたが、
セミナー詐欺は
売る商品が「How to」方法論、
実態がないだけに、
全く元手が必要ありません。
最初に仕掛ける人は大儲けできますが、
ほとんどの人はビジネスをしてるというよりも、
ネットワーカーになっているにすぎない。
そのHow toがどんなに素晴らしくても、
仕事としては、
新しいネットワーカーを発掘することが
その主なお仕事となってしまいます。
How toが世に知れ渡れば、
世の中が幸せになると
自分に言い聞かせながら、
その実は
新規のネットワーカーを
お客さんにしているだけです。
つまり、
創設者のネットワークに永続的に依存して生きている。
創設者が倒れれば、
全てのネットワークがなくなります。
自分には何も残りません。
人生の大切な時間を大量につぎ込んで、
ネットワークを作っても、
自分自身に何も投資できていませんから、
最終的にはなにも残らない。
確かに一瞬の金儲けは出来るかもしれません。
でも、
そんな人、私は周りにいてほしくない。
何かに依存している人より、
自立した人の方が圧倒的におもしろいと、
私は思います。
例えば、
私は趣味でブッシュクラフトをしていますが、
ナイフや斧の使い方、
刃物の鋼材、グライドの種類、その特性、
ロープワークやシェルターの作り方など、
自分で調べて学びました。
ブッシュクラフトを全くしらない友人を
ブッシュクラフトに誘って一緒に行ったとすると、
最初は火の起こし方やシェルターの立て方など
教えると思います。
しかし、
2回目に一緒に行った時も、
「ねぇねぇ、火起こしして～」
「シェルター立てて～」
「料理して～」
ときたらどうでしょう。
あれ、この人、ブッシュクラフトに興味ないのかな？
と思うと同時に、
人のことばかりやっていたら、
自分のブッシュクラフトができませんから、
たぶん、後々には
この人と一緒に
ブッシュクラフトにはいかなくなると思います。
しかし、
「この間、どこそこにブッシュクラフト行ってきてさぁ」
「これこれ、こんなことがあってさぁ」
ときたらどうでしょう？
その人と一緒にブッシュクラフトすることで、
新しいアイディアや工夫が見つかるかもしれませんし
面白い話も聞けるかもしれません。
あ、またこの人と一緒に
ブッシュクラフトしたいなぁと
私なんかは思います。
それはその人が
「自立」しているからです。
誰かに「依存」している人は
自分に投資をしていませんし、
学ぶチャンスも喜びも味わえません。
ネットワークビジネスに関して言えば、
残ったとしても、
それは「お金」だけです。
けっして「信頼」は残りません。
日本においては
ネットワークビジネスは
社会的信用が得られないばかりか、
友人をもなくしかねません。
信頼は自立して初めて得られるものだと、
私は思います。
依存して生きている人って信頼できますか？
ニートやパラサイト・シングルが
決して社会的信頼を得られないのは
それは誰かに「依存」した生活を送っているからです。
男子たる者、
どっしりと地面に足を付けて、
たとえお金はなくとも
堂々と自立していたいものです。
自立した人が周りにいれば、
自分の人生も色鮮やかになるような気がします。
今日は雑談です。
おしまい。
