しかし、
31人の代表の内、
外国出身者が15人と、
国際色豊かな「日本」代表チーム。
監督も外国人です。
ジェイミー・ジョセフ監督
国際色豊かなチームをONE・TEAMにするために、
彼が行ったことは
聖徳太子の17条憲法第1章
「和を以て貴しとなす」
でした。
そして
「日本代表」としての各人の心の繋がりを
この「和の心」に求めました。
チームの控室には「甲冑」が置かれ
君が代の歌詞の意味を理解するために、
「さざれ石」をチーム全員で見に行った
(さざれ石を見つめるリーチ・マイケル)
恥ずかし話、
私は、この話を今朝のニュースで
はじめて知りました。
そして、ある種の「悔しさ」を覚えました。
74年前、
日本は敗戦しました。
極東の小さな島国日本は、
白人社会を相手に大いに戦った。
頑張りに頑張った。
白人から見れば、
有色人種の黄色い「サル」(*1)が
白人に反抗するだけでも驚きなのに、
彼らの予想をはるかに上回って
日本人は強かった。
あまりにも強すぎた。
あまりの強さに彼らは「恐怖」を感じるほどでした。
日本人の強さの根源はなんだ?
なぜ日本人はあんなに頑張れるんだ?
日本人の根底には何があるのか?
白人の出した答えは
GHQの占領政策に大いに反映されました。
「天皇の否定」です。
日本人の心を繋げているのは
まさに「天皇陛下」でした。
だから天皇陛下に
「人間宣言」という馬鹿げたことをさせた。
もちろん天皇陛下は神様ではありません。
れっきとした「人間」です。
そんなことは「古事記」を見れば
天皇が神でないことは簡単にわかります。
イザナギ・イザナミの子孫が
天照大御神であり、
そのまた子孫が天孫降臨した「ニニギ」であり、
神である「ニニギ」が「イワナガヒメ」の
たたりによって「寿命」ができて人間になった。
そのまた何代かの子孫が
神武天皇というわけです。
神武天皇は最初から「人間」です。
神武天皇から続く現在の今上天皇も
もちろん人間です。
「君が代」の「きみ」の意味は
イザナギ・イザナミから来ています。
誘う(いざなう)キ(男)と誘うミ(女)
イザナギのギは男を表し
イザナミのミは女を表す
男と女が協力して子孫を作ったとされる最初の神
イザナギとイザナミ
男と女「ギミ」が
「ギミ」→「君」となった。
つまり、「君が代」とは
イザナギ、イザナミのことであり、夫婦のことを指し、
イザナギ・イザナミが作り出した世の中を指し、
世界そのものを指す。
イザナギ・イザナミの子孫が天皇であり、
天皇の子孫が我々日本人全員というわけです。
日本人は心のどこかでつながっている。
天皇を中心とした心の繋がり
ここに日本人の強さの根源がある。
それに気が付いたGHQは
徹底して日本文化を破壊していきます。
和を破壊し
個人主義を根付かせました。
それが今の日本です。
成人式で乱痴気騒ぎをして、
ごね得狙いで自分の権利ばかりを主張し
コンプライアンスと言って、
自分の身だけを守ろうとする。
今だけ・金だけ・自分だけ
誰かに損を押し付けて、
自分だけ得しようとする社会。
ところが、
こともあろうに外国人の監督が
チームを一つにするために使ったのが
「和の心」でした。
戦後74年が経ち、
和の心を忘れた日本人に
和の心を思い起こさせてくれたのが、
なんと外国人の監督
ジェイミーさんでした。
先の戦争で散っていった310万人の御霊は
まさか「和の心」が
外国人によって逆輸入されるとは
思いもよらなかっただろうと思います。
そう思うと、
ラグビー日本代表が勝ち進んでいく
「嬉しさ」と同時に心のどこかに
「悔しさ」が蕁麻疹のように
ブツブツと湧き上がってくるようで、
なんとも言えない気持ちになりました。
今日も雑文御免。
おしまい。
*1(ヒットラーはその著書「我が闘争」の中で日本人のことをサルと書いている)