「わーーーーーっ!!!」(嫁の絶叫)
オーロラ観賞を終えて、
宿のドアのカギをおもむろに開けようとしたその瞬間、
嫁が真夜中というのに大声で絶叫。
「すっごい!!」
夜空を見上げると
いままで見たこともない大きさのオーロラが
夜空を真っ二つに分けるように
ユラユラとまるでカーテンのように
揺らめいていました。
信じられないような光景でした。
現実の夜空にCGが映し出されたみたい。
強烈な光を放ちながら、
1秒たりとも止まっているときはなく
勢い良く活動しています。
手に持っていた宿のカギや、
ニット帽、手袋、
みんな地面にほっぽり出して
2階のテラスからあわてて外にかけ下りました。
B&Bのすぐ目の前にある
凍ったグレートスレーブ湖に駆け出して、
あわてて写真を撮りました。
録画も挑戦しましたが、
デジカメに付いているようなビデオでは
全く映りませんでした。。。。
オーロラはどんどん形を変えながら変化して、
ゆっくりと消えていきました。
わずか5分間ほどですが、
非常に活発なオーロラの活動でした。
この激しいオーロラの活動は、
1月に一回くらい起こる
オーロラのブロークアップという現象でした。
実はこのオーロラを見た前日にも
オーロラはすでに見ていましたが、
このオーロラ爆発はものすごいものでした。
まさに夢に描いていたようなオーロラの形そのもの!!
晴れていればほぼ毎日オーロラは見えますが、
長期滞在者でもない限り、
オーロラ観賞に費やすことのできる日数には
限りがあります。
限られた日数の中で
オーロラを見れないで帰る人もいます。
また、
オーロラは見えても、薄く、ぼんやりしていることも多い。
そんななか、まさかまさかのオーロラ爆発です。
嫁はこのオーロラ爆発の前日にも
普通にオーロラを見ていました。
すでにオーロラを見ている人でも
絶叫してしまう程のオーロラ爆発でした。
私も久しぶりにあわてました。。。
冬のイエローナイフという地を選んだのも、
冬季の夜の長さ、晴天率などから、
オーロラ環境に最適と考えたからです。
そんな中、限られた日数の中でオーロラ爆発を
見れたのは非常に運がよかったと思います。
自然現象を見に行きますので、
この辺は運以外の何物でもありません。
本当にラッキーでした。
ちなみに、私と嫁は車がありましたので、
オーロラ観賞初日は
街から少し離れて街の明かりが届かない
空港のそばまで行って、
オーロラ観賞をしていましたが、
はっきりいって宿のテラスからでも
十分オーロラ観賞可能でした。
実際、初日以外はすべて宿のカフェ(室内)から
オーロラが出るのを待ち、
オーロラが出たら外に出る。
という作業を繰り返していました。
オーロラ観賞用の日本人向けのツアーも
多く出ていまして、
「オーロラ・ビレッジ」なるところに連れて行かれ、
ティピーで暖をとりながらオーロラ観賞もできるようです。
温かい飲み物も、ちょっとした食べ物も出してくれるし、
防寒着も防寒靴もかしてくれます。
至れりつくせり、非常にお手軽です。
日本から調べたオーロラ観賞の方法では
「街の灯りから離れないとオーロラ観賞は難しい」
なんて書いてあります。
地球の歩き方にも同じような趣旨のことが
書いてありましたので、
私たちも初日は街の灯りを避け、
空港そばの真っ暗なところわざわざに出向いて
オーロラ観賞をしていたくらいです。
しかし、2日目からは宿のカフェからでも
十分オーロラ観賞できることがわかりました。
実際、イエローナイフで訪れたレストランの店員さんや
B&Bの宿のご主人などに
オーロラビレッジの場所を聞いてみましたが、
驚いたことに誰も知りませんし、
行ったこともないそうです。
少なくとも私の聞いた範囲では
オーロラビレッジに行った地元の人はいません。
結局夜空一面にオーロラは出るものですし、
何処に居ても見れるんですね。
わざわざツアーに入らなくても
地元の人は当たり前のようにオーロラを見ているんです。
ま、ツアーは高いですが、
上げ膳据え膳で、装備も貸してくれますので、
短期旅行には最適かもしれません。
ただ、料金設定を見ると
やっぱりぼったくり感は否めません。
オーロラはお金をかけて人工的に出すわけではなく、
自然に出現するものです。
自然に現れるものを見るだけでそりゃちょっと。。。。
と思える料金設定。見に行くだけで120ドル!!
時間延長で.35ドル!!
防寒具一式のレンタルは40ドル/日!!
1日参加するだけで200ドルくらいかかるかもしれません。。
ムムム・・・・
地球の歩き方やツアーブックなどに
書いてある情報だけを信じてしまうと、
ツアーに申し込みたくもなりますね。
「地球の歩き方」には
ツアー会社の広告も載っていましたし、
地球の歩き方とツアー会社はつながっているわけですね。
「タダで普通にオーロラ見れます」
とは書けないわけです。
やはり、現地に実際に行ってみないと
わからないことが多いものです。
このわからないという不安を消してくれるのが
きっとツアーなんでしょうね。
ツアーが高いのは安心料金です。
ともあれ、
オーロラの美しさ、力強さ、優雅な動き、
自然の偉大な神秘にただただ感激です。
遠いところわざわざイエローナイフまで
行った甲斐がありました!!
えー、
その他のアクティビティーとして
犬ぞり(めちゃくちゃ寒かったです)わんこちゃんありがとう!!
犬ぞり操縦体験などで85ドル!!
そうとう楽しめます。
スノーモービルは跨いだだけ・・・・乗ってません。
イエローナイフ〜デタ村へと抜けるアイスロードの上でパチリ
どれだけ氷が厚いか底が見えません…・
昼間でもマイナス29度・・・
あまりの寒さに外を歩く人もまばらです
5分歩いてはお店などに入り暖をとります
ほんと寒いです。 |
昼間は基本的にあまりすることがありません。
銀行いったり、お土産かったり、
そのくらい。
そういえば新婚旅行なのに自炊ばかりで
一回もレストランに行っていませんでした。。。
地元で知り合った方においしいレストランと紹介してもらい
”Bullocks Bistoro”へ行ってきました。
お魚料理のお店です。
オールドタウンの入り口そばにこっそりとあります。
かっこいいお店ですねぇ
詳しくは下記↓
http://www.yellowpages.ca/bus/Northwest-Territories/Yellowknife/Bullocks-Bistro/1852630.html?adid=13864054aa
店の雰囲気が最高にかっこいいです。
ピッコーという白身魚のパンフライを頼みました
いわゆるフィッシュ&チップスです。
おいしかった!!超お勧めです
こちらはチャーというマスか鮭のパンフライ
お魚もおいしいのですが、たれが最高にうまいです。
ベースが醤油とビネガーの甘辛いもので、
日本人受けは良いのはもちろん、
地元イエローナイフの人たちにも受けが良いそうです。
2日連続で行きましたが、
いつも多くのお客さんで賑わっていました。
結局イエローナイフには5泊していました。
連日オーロラ観賞で昼夜逆転しそうです。
旅はまだまだつづきます。
宿のご主人ジョンさん。
物腰のやさしい、とっても親切な方でした。
お世話になりました!! |
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